この記事では、学習指導要領について記載しています。
プログラミング学習、アクティブラーニングといった内容をよく聞くようになりました。
なにがどう変わっているのか?についても、ざっくり書いてます。
学習指導要領ってなに?
学習指導要領って、いまいちよくわかりませんよね。
文科省のホームページから抜粋です。
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。
「学習指導要領」では、小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めています。また、これとは別に、学校教育法施行規則で、例えば小・中学校の教科等の年間の標準授業時数等が定められています。 各学校では、この「学習指導要領」や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じて、教育課程(カリキュラム)を編成しています。
ざっくり言うと、教育過程ごとの指導マニュアルですね。
どこがどう変わったの?
新学習指導要領のスタート時期は、文科省のホームページに、次のように書かれています。
小学校:2020年度~ 中学校:2021年度~ 高等学校:2022年度~
幼稚園は、2018年度に新しい幼稚園教育要領がスタート。特別支援学校は、小・中・高等学校学習指導要領に合わせて実施。
今までの変遷
およそ10年ごとに見直しされてますね。
1989年改訂 生活科を小学1,2年生で導入、高等学校家庭科の男女必修化
1998・99年改訂 総合的な学習の時間を導入、情報科を高等学校で導入
2008・09年改訂 外国語活動を小学校5,6年で導入
2015年一分改正 道徳の「特別の教科」化
2018・19年改訂の内容
新学習指導要領の導入スケジュールです。
小学校は、2020年4月から正式導入になります。
Q.なぜ変更するの?
A.社会の変化に対応する「生きる力」を育むため
Q.何が変わるの?
A.小学校では、主に「英語」「プログラミング教育」が変わります
「英語」は、3,4年で年間35時間の外国語活動、5,6年で年間70時間の授業に増強されます。(今までは、5,6年で年間35時間の外国語活動でした)
「プログラミング教育」は、英語とは違って新教科にはせずに、現行の各教科の中で実施されます。
「何を学ぶか?」に加え、「どのように学ぶか?」さらには、「何ができるようになるか?」
を考え、自ら主体的に学び続ける資質を育むってことですね。
詳細は、ここを参照ください。
家庭で気をつけること
では、PaPa&MaMaは何をすればよいのでしょうか?
英語もプログラムもよくわかりません!もう、先生におまかせします!
半分そうかもしれませんが、何がアシストできるかを考えました。
親の固定観念を押し付けない
子どもの学びに関心を示す
ものごとを多面的に考えられるようサポートする
人生100年時代、この生涯にわっって能動的に学ぶというアクティブラーニングの考え方は、PaPa&MaMaにも必要なことですね。
まとめ
新学習指導要領についてのポイントです。
- 社会変化に対応し生きる力(自分の道を切り開く)を育むために改訂される
- 受動的な学びから能動的、主体的、対話的な学びへの変革
- 小学校は2020年4月から本格導入される
- 英語の強化とプログラミング教育が導入される