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遊びながら学ぶ!親子で出来る簡単なミニゲーム<低学年の漢字編>

前回、計算編をご紹介しました。

掛け算
遊びながら学ぶ!親子で出来る簡単なミニゲーム<低学年の計算編>ショパンコンクールのセミファイナリストであり、東大生卒の角野隼斗こと、カティンさん。 ピアノも学力も超一流って、そんなのあり? ...

今回は、漢字編です。

「もっときれいに書きなさい!」

「何書いているのかわからない!」

ついつい、小言を言ってませんか?

漢字はただでさえ、先生に直されたり、親にとがめられたりと、

負の循環に陥りやすいものです。

子どもは間違えることより、直すことを他人に知られるのが恥ずかしいと思ってしまいます。

なので、ことさら、達成感や自信をつけてあげることが大事です。

子どもが書いた漢字を見るときは、きれいかどうかより「丁寧かどうか」を見てあげましょう。

「この形、すごくいいね!」「はらうところが上手!」など、部分的な頑張りを褒めてあげましょう。

漢字も楽しんで学べる方法を、雑誌からピックアップしてみました。

「ラスト1画」から逃れろ! ★★☆難易度

用意するもの

ノートやホワイトボード、書くものなど

やり方

  1. お題の漢字を1字決めます。
  2. ジャンケンをして勝ったほうが「先攻」「後攻」を選ぶ。
  3. 先攻の人からお題の字を1画か2画書く。
  4. 最後の1画を書いた人が負け。

ポイント!

習った漢字から挑戦し、徐々にレベルを上げていこう。

習っていない漢字は漢和辞典で調べて挑戦して。

画数が多いほうがスリルがありますよ!

駆け引きをしながら真剣勝負を!

 

まるつけお願いします! ★☆☆難易度

用意するもの

漢和辞典、漢字ドリル、紙、鉛筆など

やり方

  1. 親が生徒、子どもが先生役になる。
  2. 子どもの漢字ドリルを見て、親が紙にいくつかの熟語を書く。そのときに、わざと間違った漢字を書いておく。
  3. 子どもに「まるつけお願いします!」と渡して、その場で◯をつけてもらう。
  4. 間違った時にはただ✕をつけるのではなく「どこが間違っているの?」と聞いて、正しい字を横に書いてもらう。
  5. 「すごい!さすが先生だ!」とほめまくる。あやふやなところは漢字ドリルを見て確認してもらう。

ポイント!

子どもが正しい漢字を書くことがねらい。

子どもが横に書き込めるよう、スペースをとって書くのがおすすめです。

時々わざと正解の字もいれてみてください。

 

画数対決! ★☆☆難易度

用意するもの

漢字ドリル、ノートやホワイトボード、書くものなど

やり方

  1. 20秒間ドリルの漢字をながめる。
  2. 「よーい、スタート!」の合図で漢字と画数を書く。
  3. 画数の多い漢字を書けたほうが10点。
  4. 50点先にとった方が勝ち。

ポイント!

親の方が漢字を知っているので、ドリルに乗っている漢字限定でやってみよう。

「うかんむり」の画数対決など、辺やつくりのお題対決も楽しい。

 

子どもは3文字、大人は5文字 ★★☆難易度

用意するもの

紙と鉛筆など、漢字ドリルや漢和辞典

やり方

  1. ジャンケンをして先攻・後攻を決める。
  2. 先攻の人が「子どもは3文字、大人は5文字!・・・5画!」など、好きな画数をコールし、その画数の漢字を書く。
  3. 子どもは3文字、大人は5文字先に書いたほうが勝ち。画数も確認しよう。

ポイント!

字をよく知る大人が有利なので、「大人は5文字」としていますが、難しければ大人も子どもも「3文字」にするなどアレンジを。

漢字を探すのが意外と難しく、大人も夢中になってしまいそう。

 

「こんな漢字、あり?」クイズ ★★★難易度

用意するもの

漢和辞典、紙、鉛筆など

やり方

  1. ジャンケンをして、勝ったほうが「家の中にあるもの」「遊び道具」などのテーマを決める。
  2. 「よーい、スタート!」の合図でそれぞれ対象物の漢字を作る。
  3. 3分間、など時間を決めておこう。
  4. 出来上がった漢字をお互いに出して、なんの漢字を作ったのかを見破れたら10ポイント獲得。
  5. 先に30ポイントとった方が勝ち。

【例】
白音黒→ピアノ

ポイント!

大勢の友達と創作漢字グランプリをすると盛り上がります。

「カタカナのものに限る」など条件を決めるのもおすすめ。

わかりそうでわからなかった漢字を作れたらお見事!

 

漢字当てクイズ ★★☆難易度

用意するもの

漢字ドリルや漢和辞典、ノートやホワイトボード、書くものなど

やり方

  1. 漢字ドリルや漢和辞典の中から、子どもが知っている漢字の象形文字を10個くらい選ぶ。
  2. 子どもに「これ何の漢字でしょう?」とお題を見せて、書かせる。
  3. 子どもが正解したら10点ゲット。間違えたら親に10点入る。
  4. 得点の多いほうが勝ち。

ポイント!

子どもが答えられそうな文字と、挑戦しがいのある文字を交ぜると楽しい。

どうしてもわからない場合でも何かしら書いてみよう。

漢字の苦手をなくすコツ

「何回書くか」より「どんな方法が覚えやすいのか」

「自分はどんな方法で漢字を覚えるか」を考えると、先生の言われた通りの方法で学ぶよりも自分ごとになるから不思議です。

何回書くかは、自分で決めさせてあげるとよいです。

覚えにくい漢字を自ら「この字はもう少し書いておこう」とフレキシブルに方法を変えながら学んでいくようにもなります。

きれいに書くより、「丁寧に」を意識する

「丁寧に書く」ためにできることは二つあります。

「書き順どおりに書くこと」と「止めハネをしっかり書くこと」

これを意識すると丁寧な字になります。

書き順は字の形を整えるための「つながり」を表したものなので、大事にして欲しい要素の一つです。

まとめて覚えるより、少しずつこまめに

漢字はまとめて覚えるより「少しずつこまめに」の方が確実に覚えられます。

「どうせ忘れるからあとで一気にやろう」という発想は逆効果なので、日々少しずつこなしていきましょう。

「読めるけど書けない」とならないよう、書くことを大切に。