いよいよ、今週末が入試本番となりました。
娘は、4年生から日能研に通っておりました。
その日能研から、入試直前訓と入試の心構えが面白かったのでご紹介です。
目次
「がんばろう受験生二十五か条」
一、健康に留意、手洗い、うがい欠かな。
-風邪気味・疲れ気味の時よく寝て体力回復、ベストコンディション。(無理はしないこと)
一、塾に行けなくてもあせるな。すでに学力はついている。(家で復習できる貴重な時間と考えよ)
-家から出られず塾に行けない時は自分の復習の時間と思って知識問題など確認しておけばよい。
一、入試までに自分に納得のいく勉強をせよ。(中途半端で終わらせるな)
-今やる勉強は効果大、少ない時間を大切に。集中力。まちがい直しは必ずすること。
一、入試に必要なものは前日に用意。(受験票・文房具・時計・学校により校内靴)
-受験票・文房具・時計はNカバンに、必勝手ぬぐいはポケットに。
一、当日の朝食は食べ過ぎない程度に必ずとる。
-外出前にトイレを済ます。
一、暖かくて楽な服装で臨め。
-カイロ必携品。雨天にそなえ靴下の替えも。
一、集合三十分前には必ず登校。
-日能研の先生がいれば(腕章をはめている)知らない先生であっても大声で挨拶。
一、集合までの待ち時間適当にしゃべるのはいいが、はしゃぐな。
-ただし体は適当に動かし、手は温めておけ。
一、試験会場、教室では他人の行動を無視。休み時間は騒がず、ふざけず。(学校の目があるぞ)
-どっしり、沈着、マイペース。
一、席に着いたら下腹に力を入れ、もう一度座り直せ。
-背筋を伸ばし、胸を張り、手を握り深呼吸(座禅の姿勢)
一、入試もテスト、いつものテストと同じだ。特別視するな。
-テスト、テストで明け暮れた諸君、怖じ気づくのはみっともない。
一、開始のベルが鳴ってもあわてるな。まずは全体を見よ。最後まで気を抜くな。
-問題を見渡し、頭の中でさっと時間配分。やりやすいものから手をつける。
一、国語長文は迷わず自信をもって答える。漢字は初めに、思い出せないものは後でやれ。
-記述はしめくくり(文末)に気をつけよ。
一、やりやすいものから料理していけ。
-やさしいものはていねいに。答えを出せば、その場で確認、一呼吸入れて次へ進む。
一、何を聞いているのか、問を確認せよ。
-気持ちか行動か。抜き出しかまとめか。周りか面積かなどなど。理科も社会も注意肝心。
一、問のこまかいところに注意せよ。(この部分鉛筆でマーク)
-記号かことばか。図表やグラフの単位をよく見よ。gかkgか、3か3.14かなど条件に注意。
一、今までやった同じ問題でもあわてず、よく読んですること。
-似た問題であっても全く同じではない。しかし考え方は同じだ。
一、予想外の問題は入試にはつきものだ。でもあわてるな。
-後にまわし、もう一度じっくり読めば出来るものが多い。
一、見直しは問を読み直すことだ。
-やさしかったものに注意。とれるところでかせげ。
一、答えはまちがっていようが堂々と書け。
-空欄を残さず何か書いておくこと。授業を思い出して見当づけて書けばよい。
一、式や考え方、計算したものは絶対消すな。
-解答欄のすぐそばに計算しないこと。
一、難しい問題の一つ二つはとばしてよい。時間があればもう一度読み直せ。何だこんなことか、があるもんだ。
-時間があれば途中まででもやっておけ。やったら消すな。
一、一時限が終われば。次のテストへ心の準備、失敗があっても次で挽回の気分が大事。
-一日目が終われば、二日目へ気持ちを切り替えて全力投球だ。勝負は最後まで分からない。
一、面接は姿勢をよくし、はっきり答えておけば、それでOK。
-返事ははっきり、素直に答えよ。難しいことは言わないこと。
入試の心がまえと注意事項
入試前にやっておくこと
- 入試会場までの所要時間は余裕をもって計算しておくこと。
特に早朝・休日の交通機関の有無、時刻を確認しておく。 - 試験会場の下見は是非ともやっておくこと。
所要時間とともに、雰囲気、環境を知っておくと安心感につながる。
入試前日
- 過激な運動、遠くへの外出は避けること。
普通の生活、勉強は簡単にすませ、早めに就寝。夜更かし厳禁。 - 入試に持って行くものを必ず前夜に準備。
受験票、筆記用具、上履き、腕時計、手袋、マフラー、マスク、カイロ、強化のまとめ、簡単な参考書(昼休みなど、時間に余裕がある時の用意)
※受験票:翌日受験する学校の「受験票」は絶対忘れない
※筆記用具:
エンピツ-HB、Bの濃いめ、長いもの10本以上用意(シャープペンシルは複数用意)
消しゴム-角のあるよく消える消しゴム(2~3個)
しだじき-無地
コンパス、三角定規、分度器、定規など持ってい行くだけでもよいから入れておくこと
(持ち込みを禁止されるものがあれば、会場入場前にお家の人に預ければよい)
※腕時計:「時計算」を解くときに役に立つかも。とにかく持っていることが安心。
(計算機能付きは持ち込めない) - 服装は清潔で着慣れたもの。雨天の場合の準備を忘れない。手袋など防寒には特別気を配ること。
入試当日の朝・・・出発前
- 試験会場には、集合時間の30分前には到着すること。
早く着けば、受験生が少なく、倍率が低く感じますし、自分より後に到着してくる学生には、なんとなく勝てるように感じるもの。 - 試験会場には乗用車で行かないこと。
交通事故で渋滞の可能性がある。ギリギリに到着すると、精神的に動揺して実力を発揮できないかもしれない。 - 友達と待ち合わせないこと。
遅刻の原因で最も多いのがこの理由。 - 朝は早めに起床して、余裕ある行動で出発すること。
・試験中の空腹はよくないので、朝食は軽く必ず食べること。
・特別な朝食でなく、普段よく食べている朝食の中で消化のよいものにしましょう。
・出る前にトイレに行き、出せるだけ出してから出発しましょう。
・もう一度、持ち物の点検をします。特に「受験票」を忘れないように。 - 必要なときは、必ず弁当を持って行くこと。
・消化のよいものを持って行きましょう。
・できたら温かいお茶などもいっしょに。
試験会場に到着したら・・・待っている間
- 静かに定められた場所で待っていること。絶対に騒いだり走り回ったりしないこと。
- 試験会場で待っている間は、利き手をポケットか手袋で暖めておくこと。試験が始まっても手が凍って思うように書けないことになると困ります。
試験会場入場と着席
- 全ての学校ならびに、先生方の指示に従って行動すること。
全体に自分勝手に動かないこと。学校、先生の指示はよく注意しておき、聞きのがさないこと。(校長先生の話が面接の話題になる場合もありました) - 自分の座る席がわかれば「着席」の指示で静かに着席し、手はひざの上にして、楽な姿勢で待ちます。呼吸は静かにゆっくりとして整えておきます。少し時間があるようであれば、軽く目を閉じ、瞑想しているのもよいでしょう。
- 試験が終わるまでの行動
質問その他は先生に手を上げ合図し、先生の許可をもらってからでないと、発言したり、席を立ってりしてはいけません。
試験が始まったら
- 受験番号と名前の記入を忘れないこと。
受験番号は、日能研の番号ではないから注意。現実にある話です。 - 落ち着いてやること。
あがるのはあたりまえ、みんな多少ともあがり気味であることを知っておきましょう。下腹に力を入れ深呼吸をして落ち着くことが合格への最良法です。 - ミスをしないことに最大の神経を使うこと。
見直しをしないことを前提に、一題一題確実に解答して進んでいきます。 - 時間配分を考えること。
難しい問題にあまり多くの時間を使わないように。君の力でできる問題をやる時間が不足する場合があります。 - ねばり強く、執着心をもって問題を解いていくこと。
簡単にあっさりとあきらめるようなことのないようにしましょう。 - 計算用紙について。
計算の欄があればそれを使い、ない場合は余白を使います。ただし、解答欄の近くには計算しないこと。採点しにくくなり、不利。計算したあとは消さないでそのまま残しておきます。(消すと時間の無駄ですし、途中を見てもらえて、計算間違いをしてもプラスにしてくれることもあります) - 難しい問題と易しい問題。
難しい問題…満点は、ほとんどあり得ません。6~7割とれれば合格できます。
自分勝手に難しく考えすぎていませんか?問題の入り口、角度を変えてもう一度読み直しましょう。
易しい問題…確実に正解を書いていきます。ここでのミスは許されません。落とし穴、勘違い、計算違いに気を付けて解答します。 - 答えははっきりと書くこと。
読みやすく、はっきりとした字で丁寧に書くこと。字がきたなくて読み違いをされて採点されても、文句の言いようがありません。間違った答えを書いたのと同じです。 - 何を問われているかを十分確認してから応えること。
あわてずに問いに対する答えを書くこと。記号で答えるのか、言葉で答えるのか、漢字で書くのか、カタカナで書くのかなど。特に算数の「問い」と「単位」にはよく気を付けましょう。
面接試験のとき
- 入場・着席
(1)名前を呼ばれたら「はい」と答えて入場します。
(2)立ったままで(位置は指定されるか、椅子のそば)名前と受験番号を言います。
(3)「座りなさい」の指示で、静かに座ります(勝手に座らないこと)
深く椅子に座り、背すじを伸ばして姿勢を正します。 - 答えるときの注意
(1)全てはきはきと答えること。そして試験の先生方(数人)全員に聞こえるよう大きな声で返事をします。
(2)聞かれたことに対して答えます。できるだけ簡単明瞭に。
(3)素直に答えること。日常の考え方を答えるのが一番。作り事、うその返答はしないこと。
(4)難しいこと、わからないことに対しては、もじもじしないで「わかりません」と答えます。「わかりません」「ありません」も正解の場合があります。
(5)返事は言葉で「はい」と言うこと。頭をこっくりとするうなずきはダメです。
(6)自分のことを「おれ」とか「自分」とか言わず、必ず「わたし」「わたくし」「ぼく」が言えるようにしておきましょう。 - 面接試験の練習をしておけば安心。
言葉使い、態度についてできれば家で練習しておくこと。