昨年にNetflixを1ヶ月程度契約しました。
今年もイカゲームを見るためだけに、1ヶ月程度再契約しました。
そして、9話全てみました。
率直に感想をつらつら書きますので、これから見る予定の方は、本記事はご覧にならないことをオススメしておきます。
イカゲームは、見る価値あり?
HiroPaPaは、正直、好みのストーリーではありませんでした。
Netflixを再契約してまで見る価値があるかというと、正直、微妙です。
これだけ話題になっているので、見てないと話についていけないということがあるかもしれないので、見ているにこしたことはないが、映像作品として見る価値は無いです。
では、なぜ?話題になっているのか?
正直わかりません。
強いて言えば、
①「人生一発逆転ゲーム」という古典的な鉄板ストーリーを採用している点
②簡単に人が死ぬという残酷シーンが怖いもの見たさという心理欲求に答えている点
この二点が、HiroPaPaの採点ポイントです。
内容は、デスゲームで、人が続々と簡単に死にますので、見ていて気分が悪くなるため、まったくオススメできる内容ではございません。
はっきり言って、カイジの焼きましです。
イカゲームの興行収益的な価値は?
オススメできる内容ではないにも関わらず、大ヒットしているという点で言えば、Netflix的には大成功です。
見た人ならわかりますが、制作費があまりかからない作品です。
デジタル化も大規模セットもキャスト費用も低コストで作れる作品でしょう。
あ、懐かしい大物俳優が出てましたね・・・。
つまり、コスパ抜群の作品となったわけです。
マーケティングから制作工程にまで関わったとするならば、
そこが、Netflixのすごいところなのかもしれません。
HiroPaPa的な、面白い見方
全9話を見てしまったHiroPaPaですが、もちろん、面白いなー。
と思った点もあります。
それは、最終話を見て感じたことです。
子どもの時には、なぜ、あんなに友達と一緒に遊ぶことに夢中になったのか?
といった会話が、最後の方のシーンで、老人と話す会話で出てきます。
たしかに、時間を忘れるくらい夢中で遊んでました。
さらに言うと、友達と遊びたくて仕方が無かったです。
今、娘も、学校から帰ってくると、一目散に友達と遊びにでかけます。
宿題や勉強から逃れるという目的もあるかもしれませんが、友達に合うことを楽しみにしていることは確かです。
大人になった今では、人との交流に、子どもの時のような高揚感をなくしてしまってます。
なんなら、神経や気を使う事が煩わしいとさえ思っています。
この違いは何なのか?
と、いった事を考えさせられました。
イカゲームで行われるゲームは、昔、こどもの時に遊んだゲームばかりなのです。
それも、今の50歳以上の年齢の方が対象と言わんばかりの古の遊びです。
年配の方向けに、昔を思い出させる映像の作りとなっているのです。
昔は友達と楽しく遊べたのに、大人になるとなぜ出来なくなるのか?
そんな事を問われているような気がする作品です。
そういえば、子どもの時に、「命賭けるか?」なんてセリフ言った人も多いのではないでしょうか?
相手の真剣度を図るためや、ゲームを面白くするために、男の子なら、必ず言ったでしょう。
この、セリフを正に実現化したのが、このイカゲームです。
着想はすごく面白く、共感できることを題材にしている作品なのです。
ただ、残念なのは分かりやすく極端にデスゲームとして描いた点でしょう。
大人が真剣になるためには、本当の命を賭けなくてはならないのか?
この命題は真かもしれませんが、
大人が心底楽しむためには、本当の命を賭けなくてはならないのか?
この命題は、明らかに疑でしょう。
マズローの安全の欲求は、第2段階の欲求ですからね。
身の危険を感じては、楽しめるわけがありませんから。
この、無理やり、命を賭けたストーリーとグロい映像に作り込んだところに違和感が生まれ、ストーリーとして深みのない作品になっていると言えるでしょう。
偉そうに勝手気ままに評価をしてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
でわでわ。