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OECD 子どもの幸福ダッシュボードにみる日本と世界の比較

OEDC Child well-being Dashbord

日本の教育を語る人たちの口からは、

「親が子どもと一緒に過ごす時間が少ない」

「国が教育にかける費用の割合が少ない」

「デジタル化が遅れている」

などが聞こえてきますが、世界から見た時の日本の教育にはどのような特徴があるのでしょうか?

本記事では、OECDの『子どもの幸福ダッシュボード』から、日本と世界の違いを紐解いてみてみました。

子どもの幸福ダッシュボード① 子どもの幸福ダッシュボード②

上段が子どもに関する調査結果で、下段が子どもの周辺環境を含めた調査結果です。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

子どもに関する調査結果

まずは、英語ほ日本語に翻訳し、比較する国を絞ってみます。

Google自動翻訳してますので、少し変な和訳箇所もありますがご容赦を。

比較国は、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、フィンランド、スウェーデン、ギリシャ、トルコ、韓国 をピックアップしてます。

食事や健康面、学習や精神面の調査結果です。

緑色:平均を上回る
黄色:平均
赤色:平均を下回る

無色:調査結果なし

子どもの幸福ダッシュボード①(和訳)
日本人の子どもの特徴

1歳未満の子どもの死亡率が低い
読書、数学、科学のパフォーマンスが比較的高い
ニート(学校に通わず、働きもせず、職業訓練も受けない)が少ない
自己効力感(目標を達成するための能力を自らが持っていると認識する力)が低い
生きていく上での目標や目的意識が低い
人生の満足感が低い

日本の子どもたちが世界と比較して自己効力感や人生の目的意識、人生の満足感が低いという結果だという。

それはどの程度なのか?

世界と比較して日本のこどもたちの数値が低い項目を詳細にみてみましょう。

自己効力感が著しく低い

まずは、自己効力感から

Self-efficacy

悲しいことに、日本はぶっちぎりの最下位で、異常値と言われてもおかしく無い数値を叩き出してます。

「あほ」「ぼけ」「かす」なんて言って育ててませんかー!

もっと認めて自信をつけさせてあげないとグローバル・コミュニケーションに影響しそうで心配な結果ですね。

目的意識が希薄

次に人生における目的意識です。

meaning and purpose

これも最下位の結果です。

世界の子どもたちは、自分はどんな大人になりたいのかをより具体的に描いているようです。

将来の夢や、やりたいことなど、どんどん聞いてあげましょう。

自分で将来について考え、想像させることが重要だと感じますね。

人生の満足度が低い

満足度はどうでしょう。

satisfaction

これまた、残念なことに最下位でした。

子ども5人に聞いたら、一人しかハッピーな解答が得られないということです。

控えめな国民性(親たちを見てる?)のせいなのか?

それとも、ハングリー精神が旺盛なのか?

HiroPaPa娘は、好きな食べ物を食べたときなど、頻繁に「サイコー!」といって親指を立ててますけれど・・・。

子どもの周辺環境を含めた調査結果

両親や学校、地域社会との関わりについての調査結果です。

緑色:平均を上回る
黄色:平均
赤色:平均を下回る

無色:調査結果なし

子どもの幸福ダッシュボード②(和訳)
日本の子どもの周辺環境

貧困家庭が少ない
学校で心理的安全性が高い
いじめの経験が少ない
両親と一緒に学習した経験が少ない
学校の先生やスタッフの数が不足
インターネット上の情報活用ができていない

日本の両親は子どもの勉強につきあってない、先生の数が足りない、ネット情報の活用が苦手。

こちらの結果についても、それはどの程度なのか?

世界と比較して日本の数値が低い項目を詳細にみてみましょう。

両親の学習関与が低い

早い段階で親が子どもの学習に関与できているか?

participated

低っ!またもや最下位・・・。

子どもに勉強を教えていると、だんだんイライラするのはわかりますけれど、海外の感覚とは離れているようですね。

日本は、学習分野でも塾や習い事といった外部組織にまかせっぱ。

の傾向が高いのかもしれません。

先生やスタッフが不足

一クラスが40人といった学校も珍しくありません。

海外でも同じようなものなのでしょうか?

Staff Shortage

調査の結果は15歳時点なので、中学校ですが、ポルトガルに次ぐブービーです。

確かに、日本の学校では学習以外にもクラブ活動や年中行事といったことも先生が携わっていて、「そりゃ、時間がいくらあっても足りないのでは?」と思ってしまいます。

外部委託費についても、各学校で事由に使えるような予算措置と権限委譲をするべきでしょう。

情報収集にネット活用ができていない

インターネットは、若い人ほど上手に活用してそうですが、情報収集は苦手という結果なのですが、海外と比較してどのような位置にいるのでしょうか?

internet is a great resouce

ドイツがトップです。

ドイツの子どもたちは、インターネットをどのように使っているのか知りたいですね。

日本の子どもは、TikTokやYouTubeの面白動画を見る事とネットゲームは得意そうですが、こと情報収集目的でのインターネット利用は得意じゃないようです。

そもそも、親も先生も不得意なので、活用方法を誰からも教わってないのでは?

と感じますね。

 

さあ、他の先進国と比較して、今回は特に日本の子どもが苦手としていることを中心に記事にしてきましたが、いかがだったでしょうか?

親の役割や学校の役割、いろんな考えがあるかと思いますが、皆様の思考の一助になれば幸いです。

でわでわ。