これからの教育といえば、グローバル人材の育成!
よく聞きますね。
HiroPaPa家でも、娘の通う小学校では、『国際的視野を持つ人材へ』との指針が掲げられています。
でも、イマイチ国際的視野ってどんな視野なんでしょう?
今までの教育から何を変えようと言うのでしょうか?
そんな事を思い、内閣府の『子供・若者白書』を眺めていると、こんな特集がありました。
いくつか、HiroPaPaが気になる報告をピックアップしてみました。
先の疑問の答えがわかったような気がします。
目次
調査対象と調査時期
まずは、調査は以下の内容で行われています。
13歳~29歳を対象ですね。
日本の若者の特徴(国際比較)
自己肯定感が低い(謙虚?)
自分に満足しているか?
自分に満足しているのは半分以下とうい結果になってます。
各国70%以上という結果からして、日本はかなり特異な結果に見えますね。
HiroPaPaの世代だとこの数字は納得いくのですが、若者も、控えめ、謙虚を美徳とする意識が強いのでしょうか?
それとも、親の影響か?
自己否定しているわけではない
自分は役に立たないと強く思うか?
この問には諸外国とそれほど違いはありませんね。
自分を卑下しているわけではなさそうです。
お金や将来が心配
悩みごとは?
将来>お金>仕事 の順に数値が高いですね。
周囲を気にかける
他人に迷惑かけてまで自分を主張することはしません。
日本人っぽいですね。
ただし、この聞き方をすればこの結果になるような気がします。
政治には無関心
国のまつりごとには無関心が過半数です。
諸外国では過半数が関心があるので、これも日本の若者の特徴です。
社会をよりよくしたいと思わない
HiroPaPaはこれが一番ショックな統計でした。
b)を見て下さい。
社会課題の解決に半分以上の若者は関心がありません・・・。
だれかにおまかせ!なのでしょうか?
ボランティア興味ありません
社会課題に興味が薄く、ボランティアとう意識も低いです。
日本への満足度も低い
満足していないのは、日本と韓国、フランスってとこですね。
日本、いけてねえ~♪
と思っています。
異文化理解に自身なし
外国語に対する苦手意識でしょうかね。
際立って低いってことは自身が無いということでしょう。
海外留学も興味なし
これも外国語への苦手意識の影響ですかね。
自ら学びに行くという意識も低いとう結果です。
あくまで、他国の若者と比較してということなので、この消極的姿勢はちょっと残念ですね。
考察
HiroPaPaの独自考察です。
諸外国との比較ですが、日本の若者の特徴をまとめてみると。
- 今の自分に満足していないが、嫌いな訳じゃない
- 自分の色を出すのは周囲が気になる
- 将来に不安(仕事やお金)を持っている
- 日本に対して満足していないが、国をよくしようとか、社会課題を解決したいとは思わない
- 日本に対して満足していないが、海外へ出ようとは思わない
この内閣府の調査は、意識的に問題提起をしているのか、かなりネガティブな調査結果が並んでいるように思えます。
これを見ると、誰しもが危機感を感じてしまうのでは無いでしょうか?
ただし、この結果を若者のせいにしても何も生まれません。
日本の成長率の低さは若者も感じているわけで、引け目を感じているとも言えるかもしれません。
このような結果から、諸外国と同じように、自己肯定感が強く、世の中への貢献意欲もある若者を育てる必要がある。
そういった結論に結びつけたくなりますが、本当にそれでよいのでしょうか?
本当にグローバル人を育てることが日本の将来のためになるのか?
諸外国の若者と同じような意識や感性を持つ必要があるのか?
さて、皆様はどう感じましたでしょうか?
HiroPaPaは、諸外国の若者の考え方に近づく必要があると考えます。
テクノロジーの進化ゆえ、グローバル化は止まらないし止められない。
海外との物流や人的交流は必然で避けられない。
ならば、自信満々で社会貢献意欲旺盛な海外の人と交流したときに、日本の若者にも自信に満ちた態度でいて欲しい。
さらには、日本の美徳だけに固執することなく、世界で活躍できる人になってほしい。
以上が、理由です。
最後に、今の若者を作ったのは今の大人です。
そう、我々なのです。
若者の意識に変化を求めるならば、我々が先に変化をしないといけないでしょうね。