小学校6年生の算数の最重要ポイントは、分数のかけ算・わり算と文字式の理解です。
分数のかけ算・わり算は、すらすらできることが目標です。
文字式(xやyを使った式)は中学校の勉強にも直結する重要分野です。
しっかり復習して、サクッと中学校で学ぶ数学へステップアップしましょう!
ここで紹介している問題は、小学生知育大百科 2021完全保存版 (プレジデントムック)
の蔭山式厳選ドリルから抜粋しています。
今回も、子どもが算数に苦手意識を持たないよう、ポイントを復習していきますので年度末末の理解度チェックにお使いください。
分数のかけ算・わり算は、3段階で学習しよう!
分数の乗除計算では、
- 分数と整数の計算、
- 分数と分数の計算、
- 3つの分数の計算、
と、段階を踏んで学習します。
このレベルの計算がサッとできるようになったら、分数の加減混合計算にチャレンジしてもいいでしょう。
例)
①3/16✕8=
②5/14✕7/15=
③1/4÷5=
④3/4÷5/8=
上記の計算例では、表記の都合上、帯分数がありませんので、下記のプリントで練習しましょう。
こちらの、計算ドリルをお使いください。
こちらが、答えです。
文字の式(xやyを使った式)を攻略しよう!
文字の式は、以前は中学で習っていたこともありますが、今は小学6年生で習います。
「文字の式」は中学校の数学につながる重要単元です。
数字ではなく文字を使うので、抽象度が上がり、混乱してしまう子がいます。
混乱する場合は、じっくりと時間をかけて理解させてあげましょう。
例)
①縦の長さがXcm、横の長さが5cmの長方形の面積は、yc㎡です。
〔式〕
②上の式のxの値が3のとき、yを求めなさい。
〔式〕
〔答え〕
③80本のえんぴつをx本使ったので、今はy本残っています。
〔式〕
④上の式のyの値が55のとき、xを求めなさい。
〔式〕
〔答え〕
集中するために必ず時間を計りましょう。
ドリルはコピーして、目標タイム達成までくり返しチャレンジしましょう。
こちらの、計算ドリルをお使いください。
こちらが、答えです。
その他の重要単元)「比と比の値」、「比例と反比例」も重要!
6年生の算数では、他にも重要な単元があります。
それは、「比と比の値」と「比例と反比例」です。
比の概念を理解し、文章題や図形問題で応用できるようにしましょう。
また、図形分野のことがらも多く学習します。
平面図形では「円の面積」「対称な図形」「縮図と拡大図」、
立体図形では「角柱と円柱の体積」などを学習します。
これまでに学んだ面積や体積の公式を復習しながら、
図形学習の総まとめをしておくとよいでしょう。
蔭山先生のホームページはこちらです。
Youtubeも参考まで。