先日、令和2年度の3学期実施版の標準学力調査結果を持ち帰ってきました。
1年生のときは、問題は持ち帰って来なかったので、どのような問題が出題されているかわりませんでした。
今回は、結果だけでなく、国語の内容についても少し触れますので、出題内容が気になる方にも参考になるかと思います。
1年生の時の結果や、標準学力調査というものがどういったテストなのかについては、過去の記事を参照ください。
目次
「標準学力調査+」とは、CRT標準学力検査と何が違う?
「標準学力調査+」???
標準学力検査って、こんな名前でしたっけ?
そうなんです。
小学校1年生の時と、少し違うことにお気づきでしょうか?
👇こちらがテストの表紙です。
小学校1年生の学力検査の題名は、「CRT標準学力検査」でした。
テストのフィードバックの書き方やレイアウトが「CRT標準学力検査」と微妙に違います。
問題を持ち帰ってきたところも違います。
調べてみると、どうも、テストの制作会社が違うようです。
「標準学力調査+」は、東京書籍の商品のようです。
テストの結果は?
これが結果です。
コメントはこちらです。
なんと、国語満点・・・。
これは、褒めてやらねば!
算数は、時刻と時間が弱いみたいです。
そう言えば、我が家に時計が無いんですよね。
唯一、数字のアナログ時計がある部屋は、こどもの部屋なんですが、机の後ろなので本人見えない位置にあるんですよねー。
時計を意識した生活クイズで、明日から特訓だ!!!
小学校2年国語とは、どんな問題なのか?
まず、正答率の目標値を見てみると、
”ものがたりを読み取る”が、58.3%で、
”メモをもとに発表する”が、45.0%と、
低い値となっていることから、文章の読み取りが難しく、発表する問題があることがわかります。
それでは、順番に設問を見ていくことにします。
第1問
放送を聞いてから、問題用紙にある問に答えるという形式で、計3問あります。
(1)と(2)の回答は4択となってます。
(1)●●さんが大切にしている写真には誰が写っていますか?
(2)●●さんが大切にしている写真を見るとどう思うと言ったか?
(3)●●さんが話したことについて、このクラスの人になったつもりで、●●さんに質問したいことを書きましょう。
第2問
(1)漢字の読み方をひらがなで書くという問題が3問出ます。
(2)ひらがなを漢字に直す問題が3問出ます。
第3問
給食の並べ方という〔お知らせ〕が問題用紙に描かれています。
〔お知らせ〕には、ごはんやおかずの絵が書かれています。
(1)〔お知らせ〕の中から、カタカナで書く言葉を探して書き直す問題。
例)ぽすと ⇒ ポスト
(2)とある漢字が問題用紙に書かれており、一部に矢印がさしてあります。
矢印でさしている部分は、何画目に書くか?という問題。4択です。
(3)4つの言葉は何を表していますか?
例)にんじん、ピーマン、きゅうり、じゃがいも ⇒ やさい
(4)3つの文章が書いてあります。3つの文章を正しく並べるという問題。4択。
第4問
40行弱の物語を読んでから、次の設問に答えるという問題。
(1)「えっ、びっくりした」とありますが、●●がびっくりしたのはなぜですか?4択。
(2)「お父さんは、さっきとはちがう道に向かって歩き出した」とありますが、なぜですか?4択。
(3)先の文章を読んだ人たちが、つぎのような感想を話しました。先の文章に書かれていることに合うものを一つ選んで番号を書きましょう。4択。
第5問
30行弱の説明文章を読んでから、次の設問に答えるという問題。
(1)「しもん」について、先の文章に書かれていることを次から一つ選んでその番号を書きましょう。4択。
(2)「小さいころ」とはどのくらいのころですか?4択。
(3)先の文章を読んだ●●さんは、手のしもんと足のしもんについて、次のようにまとめました。( )に入ることばを、先の文章からさがして、五字で書きうつしましょう。
第6問
●●さんは、夏休みに作ったものについて、みんなの前で発表しました。次の〔メモ〕と〔はっぴょうの内よう〕を読んで次の問題に答えましょう。
〔メモ〕
作ったもの、作った理由、作り方、かんそう
が書いてあります。
〔はっぴょうの内よう〕
メモに沿った内ようで、発表する文章が書いてあります。
(1)●●さんが、〔メモ〕には書いていて、〔はっぴょうの内よう〕では、話さなかったことは何ですか?4択。
(2)●●さんは、〔はっぴょうの内よう〕の( )のところで「くふうしたところ」を話しました。( )に入ることばを〔メモ〕のことばを使って書きましょう。
第7問
問題用紙に公園の絵が書いてあります。
絵には遊具(すべり台、すなば、ジャングルジム、シーソー)が書いてあります。
(1)ちゅういすることを四行から七行の間で書きましょう。
(2)この公園にはどのようなゆうぐがあるかを書きましょう。
(3)この公園に、ほかにどのようなゆうぐがあったらよいと思うかを書きましょう。
出題内容を考察
問題を見てみると、難しいと感じるのは、
第4問と第6問です。
第4問では、”物語を読み取る力”を問われています。
特に(1)の設問です。
物語では、お父さんが発することばに対して、主人公が驚くのですが、その理由は、お父さんが思いがけず褒めてくれるからです。
その主人公の気持を読み取れるか?
が問われています。
ここが理解できないと、(3)も間違ってしまうでしょう。
物語を読んで主人公に気持になれるか?
この能力を伸ばすには、本を読むことが効果的でしょう。
第6問では、”メモをもとにはっぴょう文章を作る力”が問われています。
特に(2)の設問です。
〔メモ〕には、くふうしたところは文章ではなく、
貝がら・おはじき ⇒ きれいなもようづくり
と書かれているのです。
この ⇒ をどのような文章にすればよいか?
に悩むことになります。
「貝がらとおはじきできれいなもようを作るところです」
と文章にできればよいのです。
さて、いかがだったでしょうか?
本嫌いなお子様をお持ちのご家庭は少々きつい内容だったのではないでしょうか?
「うちの子、ゲームばっかで本よまないのよねー、、、」
「マンガは読むんだけどねー、、、」
そんな声が聞こえてきそうです。
マンガが読めれば大丈夫!
マンガでも主人公の気持ちになれるようなものであればいいんです!
活字にふれる機会を増やすということであれば、ふしぎな駄菓子屋「銭天堂」から初めてみてはいかがでしょうか?
少し長くなってしまいましたので、算数については文末の記事を参照ください。
最後まで、御覧くださり、ありがとうございました。