小学校受験では、対策コースと銘打った塾や幼児教室がたくさんあります。
HiroPaPa家では、国立向けの直前対策コースを経験しました。
どんな事をするのか?気になる方も多いと思いますので、簡単に紹介します。
有料級の情報です。
受験対策コースの種類
受験対策コースと言っても、いくつか選択ができます。
どこの塾や幼児教室でも似たような感じです。
- 過去問体験授業(60分程度)
- 模擬試験(選考試験+面談 120分程度)
- 個別特訓(60分程度で、複数回をセットで受講可能)
- 親子面接特訓(60分程度)
HiroPaPa家では、一通り申し込みました。
個別特訓は4回分申し込みました。
合計の受講料金は、4~5万円程度になりました。
それぞれのメニューを個別に紹介します。
過去問体験授業
初回体験時に受けたものです。
へー、こんな事するんだ!と、驚きました。
○「お名前を教えてください」
声の大きさ、表情、姿勢をチェックされます
①言語能力(お話づくり)チェック
絵を見せられ、絵のキャラが何と言っているか?どのよう状態か?を問われ、続きの話を聞かれます。
②社会性チェック
子どもたちが遊んでいる絵を見せられます。絵の中には一人、皆の輪の中に入れない子どもがいます。
「あなたがこの子だったら、どうしますか?」 (考える時間は10秒)
「その後、どうなったと思いますか?」(考える時間は10秒)
③生活(経験)チェック
石、砂、白砂を見せて、「泥団子を作れるのはどれ?」(考える時間は10秒)
④知識(自然)チェック
公園の絵と虫の絵(いろんな種類の虫)を見せられます。
「石の下や花壇にいる生き物を選んでください」
「木のところにいる生き物を選んでください」
「この中で見たことのある生き物を教えてください。また、それをどこで見たかも教えてください」
「公園の絵を見せながら、季節はいつですか?」
「どうして、その季節だと思いましたか?」
⑤思考(理科的実験)チェック
マグネットがついたクマを見せながら、「箱の中にあるもので、このクマにひっつくものを教えてください」
箱の中には、石、小石、ビー玉、積み木、磁石が置いてあります。
画用紙に木の絵が書かれてあります。「磁石を使って、クマを木に登らせてください」
⑥図形構成チェック
木片のピースがいくつかあります。これらを使って、お題の図形(六角形とか星型など)を作れるか?
余分なピースがあるので結構難しい。
⑦数量チェック
3つの箱(白、ピンク、黄色)があります。白い箱にボールが8個入っています。
「一度でこのボールの半分をピンクの箱に入れてください」
「残りの半分を黄色の箱に入れて下さい」
⑧運筆チェック
星型やハート型の図形にを色鉛筆でなぞれるか?
⑨加筆チェック
四角や三角の図形に加筆して、何か人にわかる絵を完成させられるか?
⑩運動能力(表現力)チェック
「サイドジャンプをしてください」(10秒継続) 見本付き
「ブリッジをしてください。はじめ(10秒)、やめ」
「今から、私(検査員)が持っているボールの動きをまねしてください」 見本付き
1.ボールを両手で回す
2.ボールを両手で地面に落としたりキャッチしたりする
3.右手と左手でパスをする
4.両手でドリブルをする
「これから、私(検査員)が両手と両足でするリズム表現をよく見てまねてください」
『タン・ドン・タン・ドン・タン・ドンドン・タン・ドン・ドン』
タン→両手で拍手、ドン→片足を踏み鳴らす、ドンドン→両足で踏み鳴らす
○全体評価
意欲、表情がチェックされます
模擬試験
試験さながらに一連の流れを模擬します。
子どもは、過去問体験授業で受けた内容と同じような試験を受けます。
面接は、複数の家族で一同に行われます。
家族ごとに親子親の順番に並んで教室に入るところから始まります。
①子どもへ質問
「お家ではどんな遊びをしていますか?」
②父親へ問質
「お子様の答えをお聞きになり、ご家庭ではどのようにお子さんと接してきましたか?また、どのような成長を感じていますか?」
③母親へ質問
「当校の教育方針○○〇〇を踏まえ、これまでどのようにお子様をサポートしてきましたか?」
④両親どちらが答えても良い
「入学後にお子様が一人で給食を食べたり、休み時間に一人でいるようです。そのような話を聞いた時に、どう対処されますか?」
※答えはいずれも30秒程度でストップがかかります。
個別特訓
過去問体験授業で、点数がとれなかったところを重点に強化プログラムを組んでくれます。
弱点強化が必要は量に応じて、回数を決めるとよいでしょう。
HiroPaPa家では、過去問体験授業のスコアが60/100でした。
お話づくりが声が小さくて自信なさげでしたので、強化ポイントにしてもらいました。
あと運動も少し強化が必要でした。
この特訓は、いずれのチェック項目も慣れるとすぐにできるようになります。
親子面接特訓
面接は、親がどれだけ話せるか?
が鍵になります。
話すためには、日頃から教育方針について頭の中で整理できていないと咄嗟に言葉が出てきません。
隣の親御さんがスラスラ話しているのを見ると、焦りますので、こちらの記事を参考に、整理しておきましょう。
まとめ
受験対策コースは大きく分けて、こどもの対策とPaPa&MaMaの対策に分けられれます。
こどもの対策は、体験授業を受けて、弱点強化と慣れることが重要です。
本番の試験管も初めて合う先生でしょうから、知らない人が出す指示に臆せず、テキパキ従えるようになることが目標です。
各種チェック項目については、参考書などが書店で入手できるので、家庭でもある程度対策はできます。
PaPa&MaMaの対策は、教育方針の事前整理につきます。
以上、参考になれば幸いです。