HiroPaPa家には、大きな樹木があります。
春になるとウバメガシの雄花が庭にたくさん落ちてきます。
秋になると一面、コナラの落ち葉やどんぐりだらけになります。
そんな世話のやける樹木たちと共に過ごしております。
彼ら樹木たちとこれからも共存していかなくてはなりません。
そのためには、毎年のストレスを少なくしていく必要があります。
という訳で、特殊伐採に挑戦すべくツリークライミングの機材を揃えてみました。
本記事では、実際の使用感も踏まえて、それら機材のご紹介です。
ツリークライミング機材の紹介
6mの木の伐採を造園業者さんに頼むと、およそ3~5万円でしょう。
それに比較して、ツリークライミングの機材を揃えると10万円以上かかります。
造園業者に2回以上発注するなら揃えるのもありかもしれませんが、怪我したりしてはいけませんので、通常は造園業者に頼む方がよいでしょう。
HiroPaPaのように何でも経験しなくては気がすまないといったもの好きな方のみ、これ以降の記事をご覧ください。
ハーネス
ハーネスの選択が一番悩みました。
というのも、値段が高いんですよね。
ハーネス自体の値段はピンキリ(1万円台~10万超えまであり)なのですが、ツリークライミングに適したハーネスにはどんな機能が必要なのか?というのを教えてくれるサイトがあまり無いので、どれを選んでよいのかわからないんです。
最終的に、HiroPaPaが購入したのは、これです。
選択理由は、ブリッジ機能が欲しかったためです。
中央一点よりは、太ももの上からブリッジ機能を使ってぶら下がる方が安定感が高いだろうという予想からでした。
安価なシットハーネスに自作でブリッジを作ることでコストを抑えることも検討しましたが、やはり面倒なのと、結局、同じくらいの値段になりそうだったので、最初から機能のあるものにしたという訳です。
購入後、実際に使用してみても、ランヤードを使用して体重を預けた場合、ブリッジ機能があると体重を後ろに傾けることができて安定します。
その他の候補としては、ぺツルのセコイアやトゥフェルベルガーのツリーモーションを検討しましたが、年に1回使うかどうかの品にそんな高額投資はできませんでした。
高価なものを使用した経験がないので比較はできませんが、このツリーモンキーでも十分に安心感のある高所作業は可能でしたので、コスパは、とても高いといえるでしょう。
ランヤード
次に、ランヤードです。
トゥフェルベルガーのヒップスターフレックス・ライトです。
ロープ系は11.5㎜の緑の方を選択しました。
選択の理由は、こちらの庭秀チャンネルさんの使い方を参考にしたためです。
一本のロープでランヤード二本使いができるという使い方が面白いです。
同じようにするためには、カラビナ2つとプーリーとプルージックコードも必要です。
HiroPaPaが購入するときには、上記のオーシャンポリエステル e2eが欠品していたため、Marlow Ropes ヴィッパー2 スリングの80㎝で代用しました。
こっちの方が少し高いんですけれど。。。
このランヤードの使用感はよいです。
カラビナはもう一つ小さいサイズでもいいかもしれません。
ハンディ・チェーンソー
チェーンソーは、マキタのMCU101を選択しました。
18Vバッテリーは持っているので本体のみでしたが、それでも高いです。
そこはマキタの品質を選びました。
チェーンソーの使用感は、とてもよいです。
木の上での作業では、小さく軽いことは正義です。
ただ、長さが100㎜で、思いのほか短いので、枝打ち程度なら問題無いですが、少し太い幹の切断には少し苦労します。
あと、腰からぶら下げたいのだが、カラビナを通す穴も無いので、ホルスターもあった方が作業しやすいでしょう。
レバーを緩めて締め直すだけで、チェーンのテンション調整が自動で行えるのですが、HiroPaPaの場合、レバーをしっかり締めていなかったため、木の上でチェーンが何度も外れてしまうというハプニングに見舞われました。
しっかり締めると外れることは無くなりました。
ヘルメット
高所作業対応のヘルメットを準備しましょう。
ヘルメットにはこだわりが無いので、近くのホームセンターで購入しました。
アーボリスト用のヘルメットではありませんが、以外に軽くて使用感も問題ないですよ。
カーボンフィッシャー
チョンボ棒と言われるカーボンフィッシャーです。
これ、購入しましたが、HiroPaPaは今のところ活躍する場面がありません。
ツリークライミングで特殊伐採を経験してみた感想
6m近くのウバメガシの伐採を無事に終えての感想です。
ランヤード二本使っての木登りは、安心感もあり安定して伐採作業が行えまます。
もっと若ければ体も軽いのでしょうが、年齢が50を超えて体重が80㎏近くあるHiroPaPaでも可能でした。
ツリークライミングというロープを使った技術があるから、特殊伐採という仕事が安全に行えるのだということがよくわかりました。
6mというと、それほど高所ではありませんが、それでも、落ちると命に係わる高さですから不安定な状態では作業になりません。
初めてのロープワークでしたが、慣れるともっと手際よくできると感じました。
また、作業がしやすいようにハーネスにいろんなパーツを取り付けてみたくなりました。
アーボリストの沼にハマってしまうかもしれません。。。