我が家は7年前に新築した時にシンボルツリーとしてオリーブの木を植えました。
品種はわからないのですが、開帳型でよく育つのでネバディロ・ブロンコなんだろうと勝手に思ってます。
7年が経過した今年に入り、一回り大きくなったオリーブがたくさんの実をつけました。
折角なので、渋抜きをして食べてやろうと考えました。
本記事では、オリーブの収穫から塩漬けにするまでの一連を記録しておきます。
渋抜きには、苛性ソーダを使っておりますので、同じことをやろうと考えている方の参考になれば幸いです。
1.オリーブの実の収穫
オリーブの実の収穫時期は、9月~2月くらいまでと長期に渡ると記載されているホームページが多いですが、HiroPaPaが今回収穫した時期は、10月29日です。
見の大きさは大小ありますが、濃い紫:7割、緑:3割くらいに色づいている時期です。
濃い紫色に熟した果実と緑色の果実とどちらが美味しいか?はたまた、加工がやりやすいか?
などを調べたかったので、どちらの実も収穫できるこの時期を選びました。
収穫方法は、手で一つ一つ摘み取りました。
収穫後、水洗いをし、約290gあることがわかりました。
2.オリーブの種抜き
次に、種を抜きます。
種抜きには、以下のウェストマーク社のものを購入しました。
アルミ製なので軽いですが、少々ちゃっちく感じますが、種を簡単に取ることができるのでお勧めです。
使い方はこんな感じです。
3.オリーブの渋抜き(苛性ソーダ)
オリーブは、そのままでは渋くて食べられないようです。
なので鳥も食べないのでしょうね。
渋抜きにはいくつか方法があるようですが、HiroPaPaは苛性ソーダを使って渋抜きをしました。
苛性ソーダは劇薬なので取扱い注意ですが、石鹸づくりの他にも意外と使えます。
やり方は、簡単で1.6%~1.8%の苛性ソーダ水に浸すだけです。
苛性ソーダ水の量は、オリーブの実と同量+αがよいでしょう。
オリーブが290gだったので、300ccの苛性ソーダ水(濃度約1.6%)を作りました。
浸す時間は12時間としました(8~15時間で渋みは抜けるようです)。
12時間後の苛性ソーダ水は、茶色くなっております。
紫色のオリーブも色が抜けてしまっており、ちょいと残念です。
苛性ソーダ水を水で薄めながら、水と入れ替えます。
オリーブを水300ccで浸し、水が透明になるまで入れ替えましょう。
2~3日はかかります。
4.オリーブの塩漬け
水が茶色くならなくなったら、水を塩水に変えます。
1日目は、1%食塩水(300ccなら約3gの食塩)。
2日目は、2%食塩水(300ccなら約6gの食塩)。
3日目は、3%食塩水(300ccなら約9gの食塩)。
4日目、4%食塩水に1日浸したら出来上がりです。
出来上がりがこちらです。
売り物はもっときれいなんですけれどねえ。
どうすればきれいな見栄えになるのでしょうか?
ご存じの方おられたら教えてください。
ともかく、初めてのオリーブの塩漬けに挑戦してみました。
味は、浅漬けのお漬物のような風味です。
そのまま食べるというより、オムレツに入れたり、パスタに入れたりして食べるとよいでしょう。
ただ、来年もやるかというと微妙かな。
でわでわ。