買ったばかりの新品のピアノは特に弦の張力の変化が大きいため、落ち着くまでの1~2年はかかると教わりました。
そのため、年に数回は調律をした方が良いとのこと。
それでは、どの程度、調律が狂ってくるのかを3種類のアプリを使って調べてみることにしましょう。
1月25日にピアノが納品され、29日に調律をしてもらいました。
測定したのが2月25日なので、調律後約1ヶ月が経過したことになります。
目次
- 1 調査方法
- 2 ド(C)測定結果
- 3 ラ(A)測定結果
- 3.1 A0の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.2 A1の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.3 A2の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.4 A3の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.5 A4の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.6 A5の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.7 A6の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 3.8 A7の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
- 4 ばらつき、音ズレ測定結果
- 5 考察
調査方法
調査した音階
下の図のとおり、88鍵盤の中からAとCを主に調べてみることにしました。
調査に使ったアプリ
調査には、3種類のアプリを使いました。
使用したのは、iPad proです。
KEY TUNER
シンプルで、見やすさが特徴のアプリです。
KEY TUNER の特徴
- 0.1 セント (0.001 半音) の精度
- すべての楽器の A0 から C8 までに対応
- 細かい調律に便利な大きくて見やすいメーター
- 大まかな調律に便利な省スペース表示
- 簡単な調整に使えるクイックモード
- カラースキーム: ライト、ウォーム、ダーク
- 3 段階で針の感度を調節可能
- 音律の選択: 純正律、平均律、弦楽器
- 移調楽器対応
- トーン/ドローンジェネレーター
- コンサートピッチ (A4) 調整
Tuner Lite
こちらも、わかり易いアプリです。
アナログメーターちっくな画面が特徴です。
Tuner Lite の特徴
- 針式メーター表示
- 超高精度範囲50セントチューニングディスプレイ
- 音の高低の分かりやすいランプ表示
- 正確な半音 ±1/100(±1 cent)
- トーンジェネレーター
- 自動音選択
Tuning check LITE
ピアノの順番に鳴らすだけで測定ができます。
体験版では、C2~C6までの中音部49鍵のみ測定可能です。
Tuning check LITE の特徴
- ピアノの音を順に一つずつ鳴らしていくだけのシンプル操作
- 測定結果はリアルタイムにグラフで一般的な調律曲線と比較して確認できます
- iPhoneのマイクを使って1秒間に100回の速度で音程スキャンを実施
-
音程の揺らぎ、ユニゾンの狂い等による音のうなり度合いを上段の赤棒グラフ、理論平均律音程に対する実測音程のズレ量(0.1セント単位)を下段の青棒グラフに表示
ド(C)測定結果
C1の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C2の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C3の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C4の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C5の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C6の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
C7の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
ラ(A)測定結果
A0の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A1の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A2の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A3の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A4の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A5の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A6の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
A7の測定結果(上段:KEY TUNER、下段:Tuner Lite)
ばらつき、音ズレ測定結果
考察
全般的に、高めに調律されているようだ。
まだ、弦が新しいため、伸びる事を想定してなのだろうか?
特に、4、5といった良く弾くところが高めに調律されているといった結果となった。
今回、3種類のアプリを使ってみたが、概ね同じ傾向をしめしているので、信頼してもいいと感じた。
次の調律が半年後の予定なので、それまでに、再度、測定してみることにしよう。
でわでわ。