前回は、治療前のコンサルまでをお伝えしておりましたが、いよいよ治療を開始します。
本記事では、急速拡大装置を使った歯列矯正の治療経緯について記載しております。
目次
急速拡大装置の設置までのスケジュール
急速拡大装置は朝晩自分で万力のようなエキスパンダーをまわして2週間程度で上顎骨ごと真ん中から割って広げる装置です。
そのため、痛みを伴うこともあるとのことで、冬休みの開始に合わせて治療スケジュールをたてておりました。
12月12日(日):装置設置のため(隙間をあける)に歯間にゴムを挟む
12月18日(土):装置設置のための型とり
12月25日(土):上顎に装置設置
01月08日(土):下顎に装置設置
01月16日(日):治療進捗確認
学校が休みの間に、上顎の拡大治療を開始しました。
歯医者で、拡大装置の操作方法を教えてもらいますが、上の動画にもあるとおり操作はとても簡単です。
一回ネジを回す毎に、0.2mm拡大されます。
上顎の拡大装置カレンダー
実際に年末年始に行った拡大装置スケジュールです。
このスケジュールにそって装置を操作して、上顎を広げていくのです。
年末の25日から始めて、1月8日までに合計14回ネジを回しております。
つまり、0.2mm☓14=2.8mm拡大したことになりますね。
最終的には、1月16日までにあと14回ネジを回す必要があります。
つまり、22日間をかけて、5.6mmも上顎を拡大させるのです。
これは余裕をもったスケジュールです。
(1日に朝、夜の二回を回すことができるので、最短で2週間で可能)
実際、急速拡大装置を使った治療ってどうなの?
気になる方も多いと思いますので、生の声をお伝えします。
なお、先生や歯科衛生士さんの技量にも左右されるところもありますので、あくまで、HiroPaPa家の場合です。
こどもが痛がらないか?
22日間で、2度、「少し痛い」と言うことがありました。
その際には、カロナールを服用させたので、「痛がる」というところまでは発展しませんでした。薬の効果かもしれません。
治療の後半は、1日に二回ネジを回すことが続きましたが、家庭でも学校でも治療の痛みが原因で生活に支障をきたすことはありませんでした。
食事への支障や献立の配慮は必要か?
やはり、器具をつけているため食べ物が挟まります。
上顎と装置との間に詰まることが多いようです。
歯磨きは入念にする必要があるので、PaPa&MaMaが仕上げをしてあげた方がよいです。
献立については、粘り気があるものはNGと歯医者さんから言われました。
キャラメルやガムなどは避けた方がよいと。
季節がら、お餅を食べるときは、溶けやすく加工すると良いと教えてくれました。
とは言うものの、HiroPaPa家ではそこまで気にすることは無く、普通に食事をしております。
ただ、糸こんにゃくは注意が必要です。
一度、器具に引っかかり、嘔吐いておりました。
ほんとうに上顎は広がるのか?
治療前と何が変わるのか?
こちらが現在の状態です。
まず、
①前歯二本の間に隙間ができます。
あと、歯を噛み合わせると、
②下の歯と上の歯で段差ができます。
(上の歯列が、下の歯列より一回り大きな半円を描いているイメージ)
この二点が大きく変わってきてますので、上顎は拡大していると言えるでしょう。
歯列がよくなるところまでは、まだ治療が必要なようですが、歯が収まるスペースは確保できているように見えます。
下顎は広がるのか?
下顎の装置は、ネジ式ではなく、自然に広がってくるらしいのですが、装置設置からまだ日が経過しておりませんで、まだよくわかりません。
変化が現れたら追記します。
その他、注意点はないか?
上顎が拡大しているときは、上顎中央に隙間ができており、その部分は骨が出来ていない状態となります。
そのため、前歯がグラグラすることがあるとのことです。
HiroPaPa家でも、前歯をイスで打ってしまったことがり、歯がグラツいたようで痛がっておりました。
歯医者さんに聞くと、この時期は上記のような理由で、前歯の打撲等には注意して欲しいとのことでした。
これは、ケアしてあげてください。
あと、上顎に隙間が出来ていて、骨が無い状態が気になるため、舌で押さえたりしてしまう子もいるようで、それはしないようにとのことでした。
骨が出来なくなってしまうからとのこと。
今後の予定
レントゲンを撮って、このまま歯列が整う様子を観察することになるようです。
自然と整列するのでしょうかね?
その後、出っ歯になるのを抑えるための器具をつけることになるとのこと。
次は、1月27日とのことなので、10日間はネジは締めずにこのままの状態をキープです。
さて、きれいになるでしょうか?
また、経過については記事にします。
でわでわ。