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そろそろ、アウディからの乗り換えを検討する必要があり、とても気になる記事でしたので備忘録目的で転記しておくことにします。
目次
アウディの企業概要と特徴、人気車種
設立年:1909年
主な人気車種:A3、A4、A5、Q3、Q5
アウディの歴史はBMW以上に古く、レクサスと比べれば80年もの差があります。
アウディの特徴の一つはシンプルで洗練された内外装で、ベンツやBMWに比べて「都会的」と評されます。また走行性能も高く、レーシングカーを開発している他、今やアウディの代名詞ともなっている四輪駆動技術「quattro®(クワトロ)」も有名です。
近年は電気自動車も多く販売しています。
車種の頭文字の意味は?
アウディの車種は「A4」「Q3」のようにアルファベットと数字の組み合わせが一般的です。
アルファベットは主にA/S/RS/Qの4種類があります。
- A…ベーシックモデル
- S…「A」の高性能モデル(Sportの頭文字)
- RS…「S」の高性能モデル(Racing Sportの略)
- Q…SUV(四輪駆動技術quattro®の頭文字)
また上記の例外として、アウディの伝統ある車種の名前を受け継いだ「TT」や「R8」も存在します。
レクサスの企業概要と特徴、人気車種
設立年:1989年
主な人気車種:IS、LS、UX、NX、RX
レクサスはトヨタの高級車ブランドで、1989年に北米で初代LSがデビューしました。
アウディと同様に上質で洗練された内外装が魅力で、さらにトヨタブランドの安心感、ハイブリッド車の高性能ぶりも強みです。
他の高級車ブランドに比べてセダンの種類は少なく、現在はSUVを多く扱っています。
アウディvs.レクサス徹底比較
ここからは、アウディとレクサスの販売台数や車両価格、技術力などを比較します。
比較①. 新車販売台数
【アウディ】
世界販売台数:※2022年 161万4,231台
国内販売台数:※2022年 2万750台
【レクサス】
世界販売台数:※2022年 62万5,465台
国内販売台数:※2022年 4万1,253台
【ベンツ(参考)】
世界販売台数:※2022年 208万5,965台
国内販売台数:※2022年 5万2,391台
新車販売台数を比べると、世界的にはアウディの方が圧倒的にブランド力が強いと言えます。
しかし国内ではレクサスの方が人気です。
レクサスが国内でよく売れている理由としては、トヨタブランドへの信頼性の高さと日本のハイブリッド車人気が考えられます。
アウディのEVは電気自動車が中心で、本格的なハイブリッド車は殆どありません。
比較② 車両価格
【アウディ】
最低価格:304万円 ※A1(ハッチバック)
最高価格:3,337万円 ※R8 Spyder(スポーツカー)
最上級セダンの価格:1,214万円~ ※A8
【レクサス】
最低価格:455万円 ※NX(SUV)
最高価格:2,000万円 ※LM(ミニバン)
最上級セダンの価格 1,094万円~ ※LS
【ベンツ(参考)】
最低価格:498万円 ※Aクラス(ハッチバック)
最高価格:3,576万円 ※Sクラス(セダン)
最上級セダンの価格:1,469万円~ ※Sクラス
※上記価格は2024年1月10日時点の各メーカー公式サイトの情報です。
ブランドの「格」を考える上で、車両価格を重視する人もいるでしょう。
より安いモデルがあるのはアウディです。ただし最高額が高いのもアウディで、同サイズの車種で比較した場合も、一般にアウディの方がレクサスより高い価格設定となっています。
ガソリン車のアウディとレクサスのハイブリッド車で比べても、同様の傾向です。
【中古車価格はアウディの方が安い】
同サイズで比較した場合、新車時価格は一般にレクサスの方が安価です。
しかし中古車では、概してアウディの方が安価です。
アウディに限らず輸入車は「故障時の修理代が高そう」といったイメージを持たれがちで、中古では価格が下がりやすい傾向があります。
比較③ 走行性能
走行性能は、両ブランドで得意とする走りが異なります。
- アウディ…安定感とダイナミックさを両立
- レクサス…静粛性が高く、快適さ重視 アウディ車の走りは、レクサス車と比べてスポーティーです。
特にRSのようなハイパフォーマンスモデルを選べば、スポーツカーのような力強い走りを楽しめるでしょう。
一方レクサスは、静かで快適な走りが魅力のブランドです。
高速道路でグイグイ走る楽しさは得られないものの、乗り心地の良さはレクサスに軍配が上がります。
比較④ 内外装の品質
内外装の質感は「アウディの方が上質」という意見もあれば、「レクサスの方が高級感がある」という意見も見られます。
特に外観の印象はボディタイプごとに求められるイメージもあるので、一概に「どちらが良い」とは判断しがたいです。
インテリアに関しては、アウディは「機能的」「スポーティー」と評される傾向があります。
一方レクサスは「上品な印象」という反応が多いです。
▽ベンツやBMWとの「格」の違いは?
ベンツ/BMW/アウディは「ドイツ御三家」と言われる高級車ブランドです。
この3社に対する「格」の考え方も人それぞれですが、ベンツがやや「格上」と考える人が多いです。
BMWとアウディを比べた場合も、「BMWの方が上」と考える人は少なくありません。
ただしその一方で、「それぞれ特長が異なり、ブランドの問題ではない」と考える人も多いです。
同サイズの人気車種比較
ここからは、アウディとレクサスの人気車種の外観や性能を比較します。
※新車価格は2024年1月10日時点の各メーカー公式サイトより、中古車相場はガリバーの車カタログより引用しています。
【超小型SUV】アウディQ3vs.レクサスUX
【アウディQ3】
新車時価格:470万円~
中古車相場:64.8万円~538.8万円
全体寸法:全長:4,490-4,495mm 全幅:1,840mm 全高:1,610mm
排気量:1,497-1,968cc
燃費(WLTCモード):15.5km/L
【レクサスUX】
新車時価格:455.9万円~
中古車相場:208万円~585万円
全体寸法:全長:4,495mm 全幅:1,840mm 全高:1,540mm
排気量:1,986cc
燃費(WLTCモード):23.4-26.3km/L
Q3はUXと比べて全高が高く、身長の高い人でも座りやすいです。また走行性能も高く、伸びやかな加速と力強い走りが魅力と言えます。
一方UXは全高が低く、機械式立体駐車場にも停めることができます。
また現在はハイブリッドモデルのみの展開で優れた燃費性能を誇り、装備の質感も高いです。
【小型SUV】アウディQ5vs.レクサスNX
【アウディQ5】
新車時価格:716万円~
中古車相場:50万円~858万円
全体寸法:全長:4,680-4,685mm 全幅:1,900mm 全高:1,635-1,665mm
排気量:1,968cc ※ディーゼルエンジンモデル
燃費(WLTCモード):14.5km/L ※ディーゼルエンジンモデル
【レクサスNX】
新車時価格:455万円~
中古車相場:142.9万円~818万円
全体寸法:全長:4,660mm 全幅:1,865mm 全高:1,660mm
排気量:2,393-2,487cc
燃費(WLTCモード):11.7-22.2km/L
Q5とNXでは新車価格に大きな差がありますが、これは一つにNXがガソリンモデルを展開しているからです。
NXはガソリン/ハイブリッド/PHEVと3種類のパワートレインを用意しています。
デザインはQ5の方が万人受けするオーソドックスな印象で、NXの方がより攻めた顔つきをしています。
一方走りはQ5の方が軽やかでキレがあり、これに対してNXは滑らかです。
【中型セダン】アウディA4vs.レクサスIS
【アウディA4】
新車時価格:487万円~
中古車相場:24万円~598万円
全体寸法:全長:4,760-4,770mm 全幅:1,845mm 全高:1,410mm
排気量:1,984cc
燃費(WLTCモード):13.8-14.9km/L 10.0-18.0km/L
【レクサスIS ※IS500を除く】
新車時価格:481万円~
中古車相場:28万円~998万円
全体寸法:全長:4,760mm 全幅:1,840mm 全高:1,434-1,440mm
排気量:1,998-3,456cc
燃費(WLTCモード):10.0-18.0km/L
ベンツCクラスやBMW3シリーズなど強豪揃いのDセグメントセダンにあたるA4とIS。
A4は機能性の高い内装や力強い走りが魅力ですが、静粛性は高くありません。
一方ISはガソリン車とハイブリッド車から選ぶことができ、ハイブリッド車では静粛性を味わえます。
またレクサスのセダンの中では比較的スポーティーな走りをするのが特徴です。
アウディとレクサスは結局どちらが良い?
ブランドの「格」に対する考え方は人それぞれで、「どちらが優れている」とは一概に言えません。
しかし、以下のように両ブランドの特徴ははっきりと異なっています。
【アウディ】
- 世界的なブランド力が高い
- 車両価格はレクサスより高い
- 走りはレクサスより力強い
【レクサス】
- 上品で高級感がある
- ブランドへの信頼度が高い
- 静粛性や快適性重視
世界的なブランド力で考えるとアウディがおすすめですが、上品さや快適性を求めるならレクサスに軍配が上がります。
なお先述の通り、アウディのような輸入車は国産車と比べて中古車価格が値下がりしやすいです。
そのため中古で買うなら、アウディの方がよりお買い得になる可能性があります。
アウディやレクサス以外に中古で買うなら?
「格」を意識して中古で高級車を買うなら、王道のベンツやBMWがおすすめです。
風格や威厳を求めるならベンツ、走りの楽しさを求めるならBMWが良いでしょう。
おすすめ① メルセデス・ベンツ「Cクラス」
高級セダンの代名詞とも言えるベンツCクラス。
2021年に5代目となりましたが、4代目を中古で購入するのもおすすめです。
美しいボディラインと柔らかく包み込まれるような車内空間、高級車として充分な予防安全性能という点で総合力の高い一台と言えます。
新車時価格で約700万円のCクラスは、2018年式の中古車になると200~300万円程度で手に入ります。
おすすめ② メルセデス・ベンツ「GLC」
GLCは2023年月に2代目となりましたが、2016年デビューの初代もおすすめです。
発売当初から歩行者検知式自動ブレーキや360度をカバーするセンサー類を装備し、高い予防安全性能を誇ります。
またスポーティーな走りで走行性能にも優れており、非常にバランスの良い仕上がりです。
現在の新車時価格は約840万円~ですが、2018年式の中古車なら300~400万円程度で購入できます。
おすすめ③ BMW「X3」
X3は2017年にモデルチェンジして3代目に突入しています。
BMWらしい後輪駆動をベースとした4WD車で、キレの良いハンドリングが魅力です。
予防安全性能も優れており、中古で購入しても充分に安心できます。
現在の新車時価格は約790万円~で、2018年式の中古車なら300~400万円程度になっています。
「憧れの一台」は中古でも検討を
新車では手が届かないような高級車も、中古で探せば安く手に入ることがあります。
高級車の場合は元の所有者が大切に扱っていることも多く、年式の割に走行距離が短めだったり、車両状態が良かったりするのでおすすめです。
「欲しいけど予算オーバー」というクルマがあれば、中古車でも探してみてください。
(まいどなニュース/norico)