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ショパン国際ピアノコンクールの受賞者が選んだピアノメーカーは?

ショパン

1年延期され、今年開催された『ショパン国際ピアノコンクール』が幕を閉じました。

日本人が2人(反田恭平さんと小林愛実さん)も入賞しました。

いやー、すごい事ですね。

ショパンコンクールに出場されるだけで超一流ピアニストなので、同じ曲でも全く違う曲に聞こえる。

と、先日、訪れたヤマハのお店の方がおっしゃってましたが、HiroPaPaの耳では聞き分けることは難しかったです。

とはいえ、最近、購入したこともあって、HiroPaPa家ではピアノが旬なのです。

このショパンコンクールでは、ピアノメーカーのコンクールとも言われており、ピアニストに選んでもらえるために各社しのぎを削って取り組まれてます。

本記事では、過去3回のショパン国際ピアノコンクール入賞者が演奏したピアノメーカーはどこが一番多いのか?

そんなことを調べてみました。

さて、ヤマハやカワイといった日本のメーカーは、どれくらい選ばれているのか?

見てみましょう。

過去3回の入賞者とピアノメーカー一覧

第18回(2021年)大会

順位 コンペティター 国籍 ピアノ
1位 ブルース・リウ カナダ ファツィオリ
2位 反田恭平 日本 スタインウェイ
2位 アレクサンデル・ガジェヴ イタリア・スロベニア カワイ
3位 マルティン・ガルシア・ガルシア スペイン ファツィオリ
4位 小林愛実 日本 スタインウェイ
4位 ヤクブ・クシュリク ポーランド スタインウェイ
5位 レオノラ・アルメリーニ イタリア ファツィオリ
6位 ジェイ・ジェイ・ジュン・リー・ブイ カナダ カワイ

ファツィオリ初栄冠、カワイの躍進、ヤマハ惨敗の大会

第17回(2015年)大会

順位 コンペティター 国籍 ピアノ
1位 チョ・ソンジン 韓国 スタインウェイ
2位 シャルル・リシャール=アムラン カナダ ヤマハ
3位 ケイト・リウ アメリカ ヤマハ
4位 エリック・ルー アメリカ スタインウェイ
5位 イーケ・(トニー・)ヤン カナダ ヤマハ
6位 ドミトリー・シシキン ロシア ヤマハ

ヤマハ躍進の大会

第16回(2010年)大会

順位 コンペティター 国籍 ピアノ
1位 ユリアンナ・アヴデーエワ ロシア ヤマハ
2位 ルーカス・ゲニューシャス ロシア・リトアニア スタインウェイ
2位 インゴルフ・ヴンダー オーストリア スタインウェイ
3位 ダニール・トリフォノフ ロシア ファツィオリ
4位 エフゲニー・ボジャノフ ブルガリア ヤマハ
5位 フランソワ・デュモン フランス スタインウェイ
6位 該当なし

いかがでしょうか?

正直、年によってかなり偏りがあります。

これは、ピアノメーカー各社しのぎを削っていることもあり、コンクールのために仕上げてきているためだと考えられます。

また、調律によっても音色は変わりますので、調律師の方向性にも影響をうけると思われます。

つまり、今年の第18回大会は、ヤマハは戦略が外れたということなのでしょうね。

16回~18回の3大会を取り上げましたが、5年に一度の大会なので、10年もの歳月が流れています。

ピアノは、ほぼ完成されていると言われており、弦やハンマー、響板の材質などに改良が加えられているものの、今後大きなイノベーションは期待できないでしょう。

ある程度確立された製品ではあるものの、一流のピアニスト達からすると、自分の表現に合う合わないがあるのでしょう。

その神がかり的な領域で、各社競い合っているのかもしれませんね。

最後に、今大会の参加者全体を見ると、どのメーカーが選ばれているのか?

見てみましょう。

第18回(2021)参加者が選択したピアノ

参加者 スタインウェイ ヤマハ ファツィオリ カワイ
一次予選 64名 9名 8名 6名
三次予選 17名 3名 3名
ファイナル 6名 3名 3名

全体会での安定した強さのスタインウェイは、紛れもなく、プロから愛される至高の領域に到達した王者のピアノなんでしょうね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

でわでわ。