令和3年度の3学期実施の「標準学力調査+」の結果です。
今回は、小学校3年生の国語のテスト結果と出題内容を記録しておきます。
まずは、全体の結果です。
小学校3年国語のテストの結果は?
こちらが国語の結果詳細です。
国語もよく頑張ってます。
第5問を一問、間違ったようです。
再度やり直しをさせると、正解しましたので、転記ミスかもね。
それでは、どんな問題が出題されているか見ていきましょう。
第1問
今の放送について、次の問題に答えましょう。
(1)考えを分かりやすくつたえるために、竹田さんがしていた話し方のくふうを、次から1つえらんで、その番号を書きましょう。
- 自分がよいと思う遊びを先に話し、そのあとで理由を話すこと
- 同じ内ようを、発言のはじめと終わりにくり返して話すこと
- 理由がいくつあるのかを、はじめに明らかにしてから話すこと
- 自分がよいと思う遊びがいくつあるのかを、はじめに明らかにしてから話すこと
(2)竹田さんの意見のうち、山川さんがさんせいしたことは何ですか?次から1つえらんで、その番号を書きましょう。
- 用意するものが少ない遊びにすること
- ルールがかんたんな遊びにすること
- 遊びにひつようなものを先生からかりること
- クラスのみんなでいっしょに遊びを考えること
(3)あなたは、山川さんがよいと言った遊びにさんせいですか?反対ですか?話し合いにさんかしているつもりで、あなたの考えとその理由を、じっさいに話すように書きましょう。
第2問
次の問題に答えましょう。
(1)次の文の 線の漢字の読み方を、ひらがなで書きましょう。
- クラスで相談する
- 駅員さんにたずねる
- 皿をあらう
(2)次の文の 線のひらがなを、漢字に直して書きましょう
- でんしゃにのる
- いもうとが生まれる
- 火をとめる
第3問
次の問題に答えましょう。
(1) 線の漢字の読み方が訓読みのものを、次から一つえらんで、その番号を書きましょう
- 知らない土地へ行く
- 遠足にでかける
- さわやかな風がふく
- 人に親切にする
(2)「横切(よこぎ)る」という言葉の使い方が正しい文を、次から一つえらんで、その番号を書きましょう
- 小鳥が目の前を横切る
- 画用紙を半分に横切る
- 大きな木が地面に横切る
- えんぴつを筆箱に横切る
(3)ローマ字と、その読み方の組み合わせとして正しいものを、次から一つえらんで、その番号を書きましょう
- kooen ー こうえん
- kingiyo ー きんぎょ
- tenbura ー てんぷら
- kakekko ー かけっこ
(4)次の会話文の[ ]に入る言葉を、あとから一つえらんで、その番号を書きましょう
田中 「『みんなの気持ちがとどいた。』の『とどいた』がどういう意味か調べたいのだけれど、国語辞典にのってないんだ。」
坂本 「『本を読んだ。』の『よんだ』が『よむ』という形でのっているように、『とどいた』も[ ]という形でのっているよ。」
- とどけた
- とどけて
- とどく
- とどいて
第4問
次の文章を読んで、下の問題に答えましょう。
ミホが一人でバスに乗って、あかね村のおばあちゃんの家へ行くのは、はじめてです。去年までは、お母さんか、お父さんがいっしょでした。お正月なんかは、三人でいっしょに出かけていました。
「一人で、だいじょうぶかしらね…。」
お母さんはゆうべ、ミホの赤いリュックに、着がえやパジャマをつめながら、心配そうに言いました。
「だいじょうぶさ。あかね橋のていりゅう所まで、おふくろがむかえに出るもの。それに、ミホも二年生だ。まい子になったりはすまい。」
お父さんはおばあちゃんのことを、「おふくろ」って言います。お店の帳面(ちょうめん)をパタンととじて、お父さんはミホのかたをたたきました。ミホの家は花屋さんです。
「な、ミホ。心配ないだろ。」
「うん。ちっともー。」
ミホははりきって言いました。けど、本当言うと、ちょっとは心配でした。あかね橋のていりゅう所に、おばあちゃんがむかえにきてくれてなかったら、おばあちゃんの家までの道が、よくわかりません。
バスはしばらく走りつづけて、あかね村に入りました。あかね橋が近くなるにつれて、ミホはどきどきしてきました。
「あかね橋、あかね橋ー。」
運転手さんが言いました。
「おりまあす。」
ミホはリュックをしょって、おおきな声をあげました。
ミホがバスをおりると、おばあちゃんが待っていてくれました。
「よく来た。よく来た。しばらく見ないうちに、ずいぶん大きくなったねえ。」
(1)「ミホが一人でバスに乗って、あかね村のおばあちゃんの家へいく」ことについて、お母さんとお父さんは、どう思っていますか?次から一つえらんで、その番号を書きましょう。
- お父さんだけは、心配そうにしている
- お母さんだけは、心配そうにしている
- 二人とも、心配そうにしている
- 二人とも、心配そうにしていない
(2)「ちょっとは心配でした」とありますが、それはミホが何をよく分かっていなかったからですが?次から一つえらんで、その番号を書きましょう。
- バスのおり方
- おばあちゃんの顔
- おりるていりゅう所
- おばあちゃんの家までの道
(3)上の文章を読んだ石川さんと山野さんが、次のように話し合いました。[ ]に入る言葉を、あとから一つえらんで、その番号を書きましょう。
石川「おばあちゃんは、ミホに会えてうれしかったと思うよ。おばあちゃんが『しばらく見ないうちに』と言っているから、ひさしぶりに合ったんだね。」
山野「そうだね。ミホもうれしかったと思うよ。それに、ミホが前の日に思っていたことや、バスの中での様子から考えると、[ ]と思う気持ちもあっただろうね。」
- おばあちゃんの家まで一人で行きたかった
- もう少し長い間、バスに乗っていたかった
- おばあちゃんがていりゅう所にいてよかった
- はじめて一人でバスに乗ってはずかしかった
第5問
次の文章を読んで、下の問題に答えましょう。
1⃣ ラッコはあおむけになって、海にぷかぷかとういています。このかっこうだと、顔が水面から出ているので、息をするのが楽ですね。何より、前あしが自由になります。
2⃣ おまけにおなかは、物を乗せたりするのにちょうどよく、テーブルのように使えます。このおなかを、お母さんラッコは、ゆりかごとしても使います。赤ちゃんが自分で泳げるようになるまで、おなかの上に乗せて育てるのです。
3⃣ 赤ちゃんラッコは、はじめはお母さんのおっぱいを飲んでいますが、生まれてから半年ほどたつと、貝わりを練習し始めます。さいしょは、お母さんをまねて、貝をおなかに打ちつけるしぐさをします。その後は、お母さんがわった貝の中身をもらい、両方の前あしで、はさんで持って食べます。
4⃣ 石を使っての貝わりは、かんたんではなく、毎日練習のくり返し。一年いじょうたつと、ようやく自分だけで貝をわって食べることができるようになります。
5⃣ ラッコは、北のつめたい海にすむ動物です。寒さから身を守るため、ラッコの体には、なんと八億本もの毛が生えています。さらに、えいようのある物をたっぷりと食べることが大切で、ラッコは貝のほかに、イカやタコ、カニやエビ、ウニなど、海にすむいろいろな生き物を食べます。
(1)2⃣段落では、ラッコについて、どのようなことがせつ明されていますか?次から一つえらんで、その番号を書きましょう。
- 食べ物をどのようにしてとるか
- どれくらいで泳げるようになるか
- 赤ちゃんがどのように育つか
- おなかをどのように使うか
(2)赤ちゃんラッコが貝わりを練習し始めるのは、いつですか?次から一つえらんで、その番号を書きましょう。
- 生まれた次の日
- 生まれてから半年ほどたったころ
- 生まれてから一年ほどたったころ
- 生まれてから一年半ほどたったころ
(3)上の文章を読んだ山田さんは、ラッコについて分かったことを、次のようにまとめました。[ ]に入る言葉を上の文章から八字でぬき出して書きましょう。
◯ラッコ…北のつめたい海にすむ。
↓
[ ]ために
・体に八億本もの毛が生えている
・えいようのある物をたっぷりと食べる。
第6問
森山さんのクラスでは、二年生に向けて「三年生の学校生活」というテーマで文章を書くことにしました。そこで、森山さんのグループは、自分たちの学校の音楽のじゅぎょうについて、まとめています。次の【メモ】と【文章の下書き】を読んで、下の問題に答えましょう。
【メモ】
音楽のじゅぎょうのちがい
場所 | 教える人 | よく使う楽器 | |
二年生 | クラスの教室 | たんにんの先生 | けんばん ハーモニカ |
三年生 | 音楽室 | 音楽の先生 | リコーダー |
【文章の下書き】
三年生になると、音楽のじゅぎょうが二年生までとは大きくかわります。
まず、じゅぎょうを受ける場所がかわります。二年生までは、クラスの教室ですが、三年生からは、音楽室になります。音楽室には、もっきんや大だいこなど、大きな楽器がおいてあります。
次に、じゅぎょうを教えてくれる先生がかわります。
[ ★ ]
音楽の田口先生は、歌が大すきで、明るい先生です。
それから、よく使う楽器もかわります。二年生までは、けんばんハーモニカをよく使っていたと思いますが、三年生からは、リコーダーという、たてぶえの練習が始まります。リコーダーは、ふくのがむずかしいです。
三年生の音楽のじゅぎょうを、楽しみにしていてください。
(1)森山さんは、音楽のじゅぎょうで教える人の違いを【文章の下書き】の[ ★ ]に書きます。[ ★ ]に入る文を、【メモ】の言葉を使って、一文で書きましょう。
(2)森山さんは、【文章の下書き】を読んだ西本さん、中川さんと、次のように話し合いました。
森山さんは、この話し合いをもとにして、【文章の下書き】の 線の部分を、どのように書き直すとよいですか?次から一つえらんで、その番号を書きましょう。
- 両手の指であなをおさえながらふくのが、むずかしいです
- 指づかいがむずかしいですが、みんなで合そうをすると気持ちがいいです
- 音を出すのがむずかしいので、たくさん練習をしなければなりません
- ふくのはむずかしいですが、合そうができるようになるとおもしろいです
第7問
三年一組では、今月の生活もくひょうを、次のように決めました。
生活もくひょう
わすれ物をなくそう
このもくひょうを守るために、自分が考えたことについて、一人ずつ文章を書くことになりました。あなたなら、どのように書きますか?下の<注意する点>を守って書きましょう。
<注意する点>
- 六行から、八行の間で書きましょう
- 二つの段落に分けて書きましょう
- 1つ目の段落には、わすれ物をする理由は何だと思うか、あなたの考えを書きましょう
- 2つ目の段落には、わすれ物をなくすために、自分はどのようなことに気をつけるかを書きましょう
出題内容を考察
第一問は、放送の内容を聞き取れるか?が問われていますが、自分の考えを書かせるといったむずかしい問題もあります。
第二問は、漢字の読み書きです。
第三問は、訓読みと音読みの違いやローマ字での表記が問われてますが、これ、必要なのかな?
第四問は、簡単な物語で、主に主人公達の気持ちの理解できているか?を問われてます。
第五問も、物語ですが、どの段落で何を説明しているのか?を問われています。
第六問は、1問目にある文章を作る問題がむずかしいかもしれませんね。
第7問も、自分の意見を文章にする問題で、難易度は高いでしょう。