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薄毛治療(AGA治療)と治療薬のガイドブック

HiroPaPaも大人になりまして、髪が少々薄くなってきました。

家族のためにもできる限り、見た目も中身も若くありたいものです。

ということで、薄毛治療や治療薬について調べてみることにしました

本記事では、薄毛治療方法とはいったいどんなものなのか?

治療薬はどんなものがあるのか?

また服用のデメリットはないのか?

といった事項をまとめてみました。

いずれも一般的なことで、体験談ではありません。

いずれ、治療受けて別途、実体験レポートもするかもしれませんのでお楽しみに。

AGAってどんな症状のことを言うのか?原因は?

AGA(Androgenetic Alopecia)は、「男性型脱毛症」のことです。

男性限定の用語なんですね。

一般的に遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。

額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または両方から薄くなる現象のことを指してます。

AGAって進行するのか?発症割合は?

AGAは進行しますので、ほっておくと髪の毛は減り続けます。

早めのケアが大切だと、どのクリニックの資料にも書いてます。

発症割合については、最新のデータを探せませんでしたが、

日本皮膚科学会が発行している『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)』によると、日本人男性のAGA発症頻度は約30%と言われています。

上記論文から引用👇です。

25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている。この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる。

2017年の25年前って、1992年・・・。

古っ!

最新の統計データをご存じの方おられましたら、教えてほしいです。

AGAは、どのように進行するのか?ヘアサイクルとの関係について

髪の毛は平均で10万本生えており、生えては抜けるを繰り返しています。

1日に50~100本が自然に抜けると言われています。

抜けてもまた、生えてくるわけで、この一連の流れをヘアサイクルと言います。

ヘアサイクルを図示したものです。

髪の毛ってなに?(髪の毛の構造)|抜け毛、薄毛(うす毛)対策【AGA-news】|オルガノン株式会社

これをみると、成長期に違いがみられますね。

薄毛は、正常時よりも早くに抜けてしまうために起こると言えます。

このように、薄毛はヘアサイクルが乱れることが原因なんですね。

老化により毛根が死んでしまい、生えて来なくなるために起こると思ってましたが、少し違いました。

抜け毛予防や発毛の治療薬はどんなものがあるのか?

ということは、抜けなくすれば薄毛の進行が止まるわけです。

抜け毛予防の治療薬について、どんなものがるのか?

AGA進行性脱毛症を抑制する効果がある薬は、フィナステリドとデュタステリドです。

また、発毛効果があるのは、ミノキシジル(外用)です。

これは、先のガイドラインにも、効果があると記載されてました。

(1)フィナステリド(プロペシア)

フィナステリド成分は、テストステロンをDHTに変換するⅡ型5-α還元酵素を阻害し、薄毛や抜け毛を防ぐ働きがあります。

先発医薬品が、プロペシアです。

内服薬です。

テストストロンもDHT(ジヒドロテストステロン)も男性ホルモンですが、後者は毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させる作用があるのです。

 

(2)デュタステリド(ザガーロ)

デュタステリド成分は、Ⅱ型5-α還元酵素だけでなくⅠ型5-α還元酵素も阻害し、フィナステリドよりも効果が期待できると言われていますが、先のガイドラインでは、若干の差のようです。

先発医薬品が、ザガーロです。

内服薬です。

5-α還元酵素は、Ⅰ型とⅡ型でその特徴が大きく異なります。

分布する部位 見分け方
Ⅰ型 ほぼ全身の皮脂腺
(頭皮では後頭部と側頭部に多い)
皮脂の分泌量が多い
Ⅱ型 前頭部・頭頂部・脇・髭・陰部など 頭部では脱毛を、それ以外の部位では発毛を促す

 

ちなみに、薬に頼りたくない!という人向けに調べてみました👇。

【5-α還元酵素の抑制に良い栄養素】

  • 亜鉛(生ガキやレバー、牛肉、シジミ)
  • アロイン(アロエ)
  • イソフラボン(大豆や豆腐、納豆)
  • d-リモネン(ミカンの皮)

 

(3)ミノキシジル

発毛効果が期待できる薬品成分です。

毛根部分の血管拡張が効能で、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化に有効と言われています。

内服薬と外用薬があります。

内服薬は、処方してくれるところもあいますが、まだ、臨床試験が十分ではないようです。

 

AGA治療薬のまとめ(特徴と効果)

抜け毛予防 発毛
薬剤 フィナステリド デュタステリド ミノキシジル
主な特徴 抜毛を防止して、
今ある毛を守る
抜毛を防止して、
今よりも頭髪を太くする
毛母細胞に働きかけて、
新しい頭髪を増やし育てる
男性型脱毛症
抜毛 ×
発毛 ×
価格(1ヶ月分) 約5,000円 約8,000円 約6,000円

節約するなら、フィナステリドとミノキシジルの併用がおすすめで、

少しでも高い効果を期待するなら、デュタステリドとミノキシジルの併用がおすすめということです。

AGA治療の注意点とデメリットについて

AGA治療薬を服用しているときは、献血ができません。

  • フィナステリドの場合、服用終了後1ヶ月間できません。
  • デュタステリドの場合、服用終了後6ヶ月間できません。

即効性は無く、長期治療になります。

  • 発毛効果は、通常3ヶ月~6ヶ月かかるので、ある程度の期間は継続する覚悟が必要です。
  • 通院も継続的に必要となります。(WEB診断が可能なところもあります)

治療は完治しないため、止めると元に戻る可能性が高い。

  • ずっと服用を継続することになります。
  • 治療継続のためには、金銭的な負担を負い続けることになります。

治療方法は多種に渡り、青天井とも言える

  • AGA治療で一番安くできる方法が、紹介してきた治療薬を服用する方法です。
  • 頭皮に薬をジェット噴射で効果的に浸透させたり、頭皮に薬を注射で注入したりといった更に高額になる治療もあります。

 

無料でできる抜け毛予防と生活習慣の改善について

お金をかけずに、AGA治療は出来ないものか?

やっぱり、家族にも気づかれずに出来ることはないものか?

そんな方のために、いくつか出来ることを調べてみました。

生活習慣の改善についても合わせてご紹介します。

季節毎の抜け毛対策をしましょう

季節 注意点 抜け毛対策
春先~夏 日本では、5月~8月の紫外線量が
非常に多くなるため、毛髪や頭皮ダメージを与える
  • 日傘をさす
  • 帽子をかぶる
  • 髪と頭皮専用日焼け止めスプレーを使う
真夏~秋 夏バテは、体だけでなく髪にも影響を与えるため、
ビタミンA、ビタミンC、抗酸化成分を摂取する
  • 夏野菜(トマト、ゴーヤ、
    かぼちゃなど)を食べる
  • 冷房の温度は控えめ
    乾燥を避ける
冬場 冬は空気中の湿度が、
20~30%に達し、
髪や頭皮が乾燥しやすくなる
  • 乾燥に注意し、
    頭皮ケアをする

 

十分な睡眠をとりましょう

毛根にある毛母細胞の細胞分裂は、午後10時頃~午前2時頃に行われる

夜ふかしをすると、昼に受けた髪や頭皮のダメージ回復力が低下します。

髪や頭皮の状態をよくするには、できるだけ早寝を心がけ、十分な睡眠(最低6時間)をとりましょう

 

バランスのとれた食事を心がけましょう

髪には皮膚と同じように、体の栄養状態が現れます。

バランスの悪い食事をしていると肌の調子が悪くなるように、髪のコンディションも悪くなります。

つまり、バランスのよい食事をとることが大切になります。

髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質の一種です。

「ミネラル」がケラチンの合成を促進するので、タンパク質を多く含む肉類、魚や大豆製品、ミネラルを含む海藻などを積極的に食べましょう

ダイエットは、栄養供給が不十分になりやすく、髪のハリやコシ、ツヤが失われる可能性が高いです。

ダイエットをするなら、食事制限だけではなく、運動を取り入れながら減量はひと月あたり体重の▲5%以内に抑えましょう。

先のAGA治療薬に加えて、サプリを処方されるクリニックも多いです。

どんな栄養素が抜け毛予防や発毛促進に効果があるかについて、ピックアップしてみました。

頭皮と髪に効く食事と栄養素

栄養素 働き 食品例
タンパク質 髪の素となるメチオニンは
必須アミノ酸で、食事で
摂取しない限り補充されない
肉、魚、卵、乳製品、
大豆、納豆、豆腐
亜鉛 亜鉛が不足すると、髪の
主成分であるケラチンの合成が
うまくいかず、脱毛しやすい
弱い髪になります
肉類(牛もも肉、豚レバー)、
うなぎ、いわし、
牡蠣などの貝類、
納豆、アーモンド、
高野豆腐、海藻類
ビタミンA/C/E 活性酸素を除去して細胞や
皮膚の酸化を防ぐ。
活性酸素の種類によって、
効き目のあるビタミンが
違うため、バランス良く
摂取するとよい
ビタミンA:緑黄色野菜、
レバー、うなぎ
ビタミンC:柑橘類、いちご、野菜
ビタミンE:ナッツ類、
植物油、魚介類、ごま
ビタミンB群 細胞の代謝を促進させ、
毛母細胞の細胞分裂を活発にする
ビタミンB2:レバー、卵、
大豆、乳製品、緑黄色野菜
ビタミンB6:カツオ、
マグロ、いわし、サバ、
レバー、肉類、バナナ、
キャベツ、ピーナッツ、
くるみ、大豆
その他のB群:レバー、
魚介類、肉類、卵、
緑黄色野菜、豆類、玄米
カプサイシンとイソフラボン カプサイシンを摂取すると、
神経末端からカルシトニン
遺伝子関連ペプシド(CGRP)
が放出され、毛髪の成長促進作用
のあるインスリン様成長因子の
生産を促進する。
また、イソフラボンにはCGRP
が作られるのを促進する効果が
あるため、同時に摂取すること
が大切。
麻婆豆腐&納豆、
キムチ&カレー、
味噌汁に一味唐辛子を一振り

 

お酒はほどほどにしましょう

お酒は上手に付き合いができると体によいこともあります。

しかし、飲みすぎると生活習慣の乱れが出たりします。

睡眠不足や不規則な食生活、脂肪分の多い食物のとりすぎなどに繋がります。

また、必要以上の飲酒によって体内で必要なタンパク質が不足し、毛髪の成長を妨げ、抜け毛の原因となります

 

タバコは百害あって一利なしです

喫煙は毛根への血行を悪くして、髪の栄養不足を招きます。

タバコを吸うと、一酸化炭素、ニコチン、タールといった有害物質が体内に入り込みます。

入り込んだ有害物質は、酸素の何百倍もの強さでヘモグロビンに結びつきます。

そのため、酸素が十分に行き渡らなくなってしまいます。

また、ニコチンやタールは、末梢血管を収縮させて血液の循環を妨げます。

毛根の血管も例外ではないため、毛髪の成長に必要な栄養素が届きにくくなります

 

ストレスとうまく付き合いましょう

現代人なら誰しも、大なり小なりストレスを抱えて生きています。

このストレスが髪に悪いとされています。

強いストレスは血管を収縮させるため、血液の循環を滞らせます

すると栄養の運搬も滞るために毛髪の生成に支障をきたし、抜け毛を誘発することになるのです。

また、ストレスは自律神経の乱れも引き起こし、不眠症や内臓機能の低下を招くため、抜け毛につながるとも考えられています。

現代において、完全にストレスをなくすことはできませんので、ストレスと折り合いをつけることが大事になります。

適度な運動を取り入れたり、趣味を作るなど、自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。

体温上昇による血行促進やデトックス効果のある、ぬるめのお湯につかる入浴などは、特にストレス解消に効果的です。

 

正しいシャンプーのやり方をマスターしよう

乾燥肌や皮脂が出やすい肌など、肌の状態は人それぞれ違います。

また、季節によっても頭皮状況は変わってきますので、シャンプーの選択も大切です。

自分の頭皮の肌タイプにあったノンシリコンシャンプーを探してみましょう。

正しいシャンプーのやり方

  1. 軽くブラッシングして、髪を整えます
  2. 髪をお湯ですすぎ、汚れをざっと落とします
  3. シャンプーを手のひらでよく泡立てて、指の腹の部分で頭皮をマッサージするように洗います
  4. 頭皮や髪にシャンプーが残らないように、たっぷりのお湯ですすぎます
  5. リンスやトリートメントで毛先を整え、しっかりすすぎます
  6. タオルで叩くように髪の水分を取り、ドライヤーで乾かします

 

以上、薄毛治療(AGA治療)にまつわるノウハウをまとめてみました。

でわでわ。