今日から、18歳で成人となる。
なので、すでに18歳や19歳の人は、今日から成人というわけだ。
親の同意が必要だった各種契約が、自分一人でできるということになる。
アパートを借りたり、クレジットカードを作ったり、ローンまで組めるわけだ。
ただし、お酒やタバコ、ギャンブルなどは、健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から、現状維持の20歳からとなっている。
あと、女性の結婚は、16歳から出来たのだが、18歳へ変更となり男女同じとなるようだ。
この民法改正にあたり、親としてどんなことに気を配る必要があるかを考えてみた。
まず、18歳というと高校3年生なわけだ。
つまり、高校卒業までには、一人の大人として生きていく力を身に付けなくてはならない。
各種契約に関する知識はもちろんのこと、社会に出てトラブルに巻き込まれないような知恵も持ち合わせていることも必要だろう。
今の学校の実態からすると、こういった生きていく力は学校生活だけではなかなか身につかないのではないか?
学生の段階から、物事の本質を見極める力を持ち、自分なりによし悪しの判断ができなくてはならない。
学生時代に身につける能力が広くなるからには、子どもを持つ親や教育関係者に課された責任は決して小さくない。
学校時代から社会と接する機会を多く持たせてやる意識が必要なのだろう。
とはいえ、18歳で成人扱いするというのは、世界で言えばスタンダードなわけで、決して特異なことではない。
日本の場合は、シルバー社会の是正として18歳に選挙権を与えることにしたため、成人も18歳にせざるを得ないといった成り行き感が否めないが、世界では当たり前のことなのだ。
さあ、子育て世代の親たちの心得はなにか?
個の時代、自分で考え行動できることが必須条件、かつ18歳で自分の行動に責任を持たなくてはならなくなったのだ。
昨日、小学3年生の娘が
1⃣算数や国語のテストで100点を取った
2⃣ドラえもんの映画を見た感想を自分の意見を添えて言えた
親として、どっちの成果をより重要視するべきか?
答えは明確だ。