4月から新しい学習指導要領が小学校で全面実施となりました。
プログラミング教育も必須化となり、こどもにいつからパソコンを与えようかと思案しているご家庭も多いのではないでしょうか?
HiroPaPa家では、興味が出たときでよいかと思っていますが、今の学校環境は決してICT化が進んでいるとは思えません。
むしろ、世界的に見てもかなり遅れているのではないでしょうか?
そんな状況の中、今、「GIGAスクール構想」という政府肝いりの施策が展開されていますので、そちらの内容をざっくり整理しておきます。
GIGAスクール構想って何ですか?
2019年末に出された、全国の小・中学校の児童生徒約1000万人に一人一台のPCを普及させるという文科省施策のことを「GIGAスクール構想」といいます。
19年度補正予算に2300億円を計上しています。
今回の予算で、国公私立の小中学校で使用するPC端末と希望する小中学校や高等学校での構内無線LANの整備を行うようです。
PC整備は、まず小学校5年生から中学校1年生までの3学年分を優先し、今後3年かけて全学年分に展開とのことです。
今ってどんな状況なんですか?
今までは、3人に1台の整備を目指し、毎年1800億円分の地方交付税交付金が全国の都道府県や政令指定都市に配られてました。
どのような整備に使われているかは、自治体ごとで違います。
なので、PC購入費に充当されているかも温度差があります。
PC1台あたりの小中児童数・生徒数でいうと、トップが佐賀県の1.9人で最低が愛知県の7.5人となってます。(H30年度の調査結果)
詳細な結果は、以下のページで確認できます。
HiroPaPaも学校に行く機会がありますが、一番ICT化が遅れている現場だと感じます。
既得権者が未だに幅を利かす、40年前から良くも悪くも変化のない世界に見えます。
救われるのは、子どもたちの笑い声、献身的な先生たちの姿勢です。
ICT化って重要なの?
そもそも、教育の情報化って必要なんでしょうか?
HiroPaPaが想像する教育のICT化によるメリットはこんな感じです。
先生の業務効率化
先生!板書はもういいので授業の質を高めるために時間使ってください!
遠隔授業ができる
海外など遠隔交流促進!パンデミックでも授業できるよ!
ICT機器に慣れる
機器やアプリの使いかたを学べる!道具は使いようです。
有料な教育コンテンツをパクれる
先生!面白い教材が世界中に転がってます!ぜひ授業に!
うーん、こんなもんでしょうか・・・。
教育がICT化するから、学力が向上するとかプログラミング力がつくというのは、少し違和感を感じます。
機器のメンテナンスなど、先生の手間を取るといったデメリットもあるかと思います。
ただ、確実にICT化の進歩は生活を変えています。
仕事でも、PCで資料作成、メールで連絡は必須ですし、Web会議も欠かせなくなってます。
家庭でも、食品以外の買い物は、AMAZONや楽天がほとんどです。
今後、AIやIOTなど、ICT化はますます進むことは間違い無いです。
そんな未来に、日本列島がガラパゴスにならないための政府施策の一端がGIGAスクール構想なのでしょう。
家庭でできること
では、家庭学習にはどのような影響が出てくるのでしょうか?
デジタル教材などを家庭に持ち帰ったり、学校との連絡や宿題提出も紙から電子に変わってくるでしょう。
これから家庭で気を配ることがあるとすれば、それは、教育ICT化のバックアップでしょう。
PaPa&MaMaもICTリテラシーを高めることです。
こどもに負けてはなりません!
まだ、一日の長があります。
先をこされるのはすぐ先ですが、それまでは、教えてあげられることは教えてあげましょう。
パソコン使えますよね?
さあ、がんばりましょう!